狂言師が案内するクラシック☆「クリスマス・コンサートin能楽堂」

写真拡大

狂言と聞くと「ややこしや」という方も、昔のコントだと思えば、こんなに楽しめる古典芸能もないのでは? 12月21日(土)・22日(日)の2日間、渋谷のセルリアンタワー能楽堂では、「クリスマス・コンサート in 能楽堂 狂言師が案内するクラシック 〜ピアノ・ヴァイオリン・テノールの名曲で贈る聖夜の調べ〜」という企画公演を開催。昨年好評を博した公演の第2弾で、今年はさらにパワーアップ!

コンサートのナビゲーターを務めるのは、音大での講義など意欲的な活動を展開する若手狂言師の善竹富太郎さん。狂言の代表的な人物である「太郎冠者」に扮して、クラシック音楽を楽しく案内してくれるそう。出演は、東京芸大の名誉教授でもある北川暁子さん(ピアノ)と靖子さん(ヴァイオリン)の姉妹、さらにヨーロッパ各地で活躍するオペラ歌手の水口聡さん、大塚めぐみさん(ピアノ)と、一流のプレイヤーが揃う本格的なクラシック・コンサート。

「くるみ割り人形」などクリスマス・ムードを盛り上げる名曲のほかに、ミュージカルのナンバーにも挑戦。また、狂言の中で踊られる「小舞」をクラシック・アレンジにしたものや、善竹さんと水口さんの「オペラ風狂言」はこの公演でしか見られないスペシャル・プログラムとか!
「はじめてクラシックにふれるという方でも、狂言の楽しさとともに入りやすいのではないかと思います。どうぞ気軽に見にいらして下さい」と広報の稲葉さん。

「太郎冠者がクラシックの世界に迷い込んだらどうなるか?」というコンセプトのもとに繰り広げられる、新感覚のクリスマス・コンサート。能楽堂で狂言とクラシックのコラボを楽しむ、一味違ったクリスマスはいかが?