2006年の台風レミンで屋根が吹き飛ばされたビコールのファームハウス【撮影/志賀和民】

写真拡大

フィリピン在住17年。元・フィリピン退職庁(PRA)ジャパンデスクで、現在は「退職者のためのなんでも相談所」を運営する志賀さんの、今月6日にフィリピンを直撃した台風30号の緊急レポートです。


 11月6日(水)、フィリピンに帰国した翌日、超大型台風30号(国際名:ハイヤン、現地名:ヨランダ)がフィリピン中部のサマール、レイテそして私の農場があるビコール地方に向かっているとの情報が入った。

 運転手のボボイが「農場のファームハウスは耐えられるだろうか」と心配している。2006年、ビコール地方を直撃した台風レミン(国際名:ドリアン)では、私の農場のファームハウスの屋根が吹き飛んで大きな被害を被った。

 川沿いのスコーター(スラム街)はマヨン火山から流れ出た土石流に流され、数千人の死者が出た。屋根の修理にあたっては台風の対策は十分とったつもりだったが、台風レミンをはるかに上回る超大型台風とあってはいったい何が起こるか見当もつかず、ただあのときの光景がよみがえった。

 翌日7日(木)のマニラ新聞によると、中心気圧は920ヘクトパスカル、最大瞬間風速は80メートルで、上陸するころにはそれぞれ900ヘクトパスカル、85メートルととんでもない大きさの台風に発達すると予測されていた。

 さらに8日(金)の新聞では台風は東サマールに上陸する見込みで、上陸時には895ヘクトパスカル、90メートルという、私の生涯でも聞いたことのない猛烈な勢いになると報じられた。

 幸い農場が位置するビコールへの上陸は免れたようだが、その後の進路によりマニラも危険区域に含まれているので予断は許されなかった。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)