ひやひやの勝利でツアー2勝目を挙げた呉・阿順(撮影:上山敬太)

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<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 最終日◇10日◇美浦ゴルフ倶楽部(6,953ヤード・パー71)>
 国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」の最終日。トータル15アンダーの単独首位からスタートした呉阿順(中国)が“75”とスコアを落としながらもトータル11アンダーで優勝を果たした。
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 逃げ切りムードが一転したのが17番だった。同組の金亨成(キム・ヒョンソン)(韓国)に2打差に迫られた状況でボールは左サイドの深いラフの中。「残り距離は168ヤード。刻むか直接狙うか2つの選択肢があったが6番アイアンで狙った」。しかし、呉の放ったセカンドはほぼ真横に飛び出すミスショットで痛恨の池ポチャ。「攻める判断して後悔はなかった」と振り返ったものの、このホールをダブルボギーとすると金にトータル11アンダーで並ばれた。
 それでも、慌てない。「ワーストシナリオ、プレーオフまで考えながらやっていた」と自分の置かれた状況を冷静に分析。迎えた最難関の最終ホールはティショット、セカンドと完璧なショットを続けパーをセーブし、ボギーを叩いた金を振り切ってツアー通算2勝目を挙げた。
 呉のツアー初勝利は2012年の「トーシントーナメント」。池田勇太と投光器が照らす中でティグラウンドを移動させながら戦った“暗闇のプレーオフ”で中国人として初めて日本ツアー制覇を成し遂げた。それから1年。今季は「いろいろなことを変えていた」という序盤は調子が上がらなかったものの、「ANAオープン」の11位タイをきっかけに調子を上げて、今年産声を上げたこのビッグトーナメントの初代優勝者に名前を刻んだ。
 11月末に開催されるワールドカップに母国の英雄リャン・ウェンチョンと共に中国代表として出場。日本代表の石川遼らと国を代表して戦うこととなる。「僕もいい状態だし、パートナーもいい状態。もしかしたらまた皆さんにサプライズを与えることになるかもしれないよ」。
 ちょうど先週、中国で行われた「WGC-HSBCチャンピオンズ」の会場でPGAツアー・チャイナが発足が発表されたばかり。「ゴルフをしていて一番楽しいのは試合に勝つこと」と言い切る28歳が大国のゴルフ界を引っ張る先鋒となる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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