三宅一生とリアリティラボによる照明器具「陰翳」グッドデザイン賞の金賞を受賞

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 三宅一生が率いるReality Lab.(リアリティ ラボ)が着想・開発し、アルテミデ社から製品化された照明器具「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」が、2013年度グッドデザイン賞の金賞を獲得した。ペットボトル再生繊維100%の不織布を使用した立体造形は人の手による技が活かされ、影(陰翳)に対する日本の美意識が反映されている。

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 グッドデザイン賞は、社会の課題に対する取り組みとしての内容、将来に向けた提案性や完成度の高さなど総合的な観点から、今年度もっとも優れていると評価したデザインに贈られる賞。三宅デザイン事務所のReality Lab.が「再生素材をいかに魅力的なものとして生かせるか」をテーマのひとつとして取り組んでいるプロジェクトから生まれたという「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」は、「照明製品としてだけでなく、服飾デザインの立体造形の美意識や光と影の陰翳が作り出す彫刻作品としての美しさ、そして谷崎文学の文脈になぞらえた詩的な光のニュアンスなど深い思考と様々な方向からのアプローチによるプロセスは、日本の目指すべき物作りを示唆するものとなっている」などの理由から金賞を受賞した。日本国内では今年6月から販売を開始しており、価格帯は52,000円〜88,000円 (税抜き)。ドイツのiFデザイン賞ゴールドとレッド・ドット・デザイン賞2013年ベストオブベストといった国際的なプロダクトデザイン賞にも輝いている。

 なお、「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」も候補だった2013年度グッドデザイン賞の大賞については、今回「該当なし」となった。次点の金賞を受賞したのは計20デザイン。グッドデザイン・ロングライフデザイン賞では、イッセイ ミヤケが展開する「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)」が特別賞を受賞している。

■陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE
 http://in-ei-isseymiyake.com/