アップル新社屋設計者ノーマン・フォスターのドキュメンタリー映画公開へ

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 モダニズムのモーツァルトと評される建築家ノーマン・フォスターのドキュメンタリー映画「フォスター卿の建築術」が、2014年1月3日から日本で公開される。フォスターの生い立ちや現在の仕事風景、ハイテク建築の御三家リチャード・ロジャースら親交の深い著名人へのインタビューなどを通して同氏のデザイン哲学を探る。現在、フォスターはアップルの新社屋「Apple Campus 2 Project」の設計を担当しており、2016年の完成が予定されている。

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 1935年にイギリスで生まれたノーマン・フォスターは、モダニズム全盛のアメリカで建築を学んだ後、設計事務所を設立。鉄とガラスを多用し構造体を外部に露出させた建築スタイルでリチャード・ロジャースやレンゾ・ピアノとともにハイテク建築御三家の一人となり、エリザベス女王から貴族爵位を与えられている。2000年以降に手がけた建築プロジェクトは、大英博物館グレート・コートやミレニアム・ブリッジ、スイス・リ本社(通称ガーキン)、ロンドン市庁舎など。「私は建築家として働きながら、空を飛ぶ感覚を味わっている。見事な自然を空から見つめ、長距離フライとの気分をエンジンなしで楽しむ。上気流に乗って宙に浮く感覚を建築で味わうんだ」と語るフォスターは、78歳になった今も世界20ヵ国以上に拠点を設け、空を飛ぶようにスケッチを描き続けているという。

 映画「フォスター卿の建築術」は、1980年のフォスターの映像や師匠バックミンスター・フラーとの会話風景、数多くの建築作品を収録。ロンドンをガラスの都市に変え、半世紀にわたり精力的に活動しているフォスターの仕事の核心に迫るドキュメンタリーで、渋谷アップリンクほか全国で順次公開する予定だ。