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日本デザイン振興会はこのほど、2013年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)20点を発表した。鉄道関連では、川崎重工業の鉄道車両用台車「efWING」が選ばれている。

「efWING」は、フレームの一部を炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で制作したのが最大の特徴となっている。航空機で使われるカーボンファイバーを世界に先駆けて鉄道車両用台車に採用し、1両あたり900kgという大幅な軽量化に成功。ランニングコストの低減とCO2削減を可能にした。

CFRP製フレームにコイルバネのサスペンションの役割を持たせているのも特色のひとつ。台車の弓形バネがシーソーのようにつり合う動きをすることで、各車輪のレールに与える力が安定し、従来の台車に比べて乗り心地も大幅に向上するという。カーブや分岐などでも安定性を発揮するため、脱線に対する安全性能が従来に比べて約2倍になることも実証済み。

「efWING」の受賞に際し、これまで鉄道車両のデザインは車体に重点が置かれていたことを踏まえ、「日本が誇る新素材技術と構造開発によって、高性能で機能的な美しさをもった台車が生まれたことを高く評価したい」と担当審査委員はコメントしている。

(佐々木康弘)