元イタリア代表DFネスタが現役引退を発表…20年間のキャリアに幕

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 モントリオール・インパクトに所属する元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタが現役引退を発表した。7日、クラブ公式HPを通じて、声明を発表している。

 ネスタは、「僕は凄く幸せだ。体は疲れているけど、最高レベルでの20年間を終えることができたと感じているからね。僕は運が良かった。多くのトロフィーを勝ち得たし、“ストップ”と言うことには完璧なタイミングだ。家族と新しい人生を始める」とコメントし、これまでのキャリアを振り返った。

 また、今後については、「クラブと新監督について話したことはない。新監督になることを頼んだこともないよ。噂になっていることは何もない。監督もセカンドコーチもここにはいるんだ。今は休暇を取るつもりだ。何カ月になるかはわからない。マイアミに住むよ。1年で終わるかもしれないが、家で勉強するつもりだ。その後、コーチ業にトライしようと思う。どこになるかはわからないけど、トライすることは確かだ」と、指導者への道を進むと明言した。

 現在37歳のネスタは、ラツィオの下部組織から17歳でトップチームデビューし、主将としても活躍。1999−2000シーズンにはセリエAとコッパ・イタリアの2冠を達成した。2002年にクラブの財政難が原因でミランへ移籍。ミランでも2003−04シーズンにリーグ制覇し、チャンピオンズリーグは、2002−03、2006−07シーズンの2度制している。イタリア代表としては、2006年のドイツ・ワールドカップを制覇したが、自身はグループステージで負傷したため、決勝トーナメントでの出場はなかった。