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札幌市交通局は12月2日から、地下鉄と路面電車での携帯電話・スマートフォンの取扱いを変更する。

札幌市営地下鉄では現在、専用席付近(1車両あたりの床面積の約30%)を携帯電話使用禁止エリア(電源オフエリア)とし、それ以外の場所ではマナーモードに設定するように呼びかけているが、12月2日以降は電源オフエリアを大幅に縮小。専用席とその前のつり革の位置のみに限定して電源オフ(または電波を発してない状態の設定)を呼びかける。

路面電車は現在、車内のすべての箇所で電源オフを呼びかけているが、12月2日以降は地下鉄と同じ取扱いとし、優先席とその前のつり革の位置以外での携帯電話などの使用を解禁する。なお、地下鉄・路面電車ともに、電源オフエリア以外ではこれまでと同様、マナーモードの設定と通話を控えるように呼びかける。

札幌市交通局によると、これまで案内表示や車内放送にて車内での携帯電話などの取扱いについて啓発を行ってきたものの、必ずしも徹底されない状況だったという。さらに、スマートフォンを含む移動通信端末の種類や機能が大幅に増加し、災害時の情報伝達手段としても欠かせないツールとなっている現状もあり、今回の変更に踏み切った。

心臓ペースメーカーなどの植込み型医療機器への影響については、今年1月、携帯電話の電波の影響範囲に関する総務省の指針が従来の22cmから15cmに変更されたため、変更後も問題ないと判断した。今後は携帯電話の使用禁止エリアが縮小されてより明確になるため、携帯電話などの使用をめぐる車内トラブル防止につながることも期待しているという。

(佐々木康弘)