世田谷区は、二子玉川東地区で起こる強風から歩行者の安全を確保するため、再開発事業者とともに取り組んでいる「風環境改善対策」を発表した。

二子玉川東地区では、市街地再開発事業の施設建築物建設にともない、歩行が困難になるほどの強風が吹くなど、周辺の風環境が変化している。こうした状況から歩行者の安全を確保するため、世田谷区では施設建築物の建設中から事業者に対して「風抑制対策」、「風環境改善対策」の実施を要請。これまでに、「強風時に作動する防風スクリーン(自動ドア)の設置」や「ビル壁面に沿った高木の列植」、「防風パネルの設置」、「街路樹の高木化」など、敷地内や歩道上でのさまざまな対策が実施されてきた。

また、専門家の客観的な意見や提案を取り入れ、効果的・効率的に対策を進める「二子玉川東地区風調査検討プロジェクト専門家会議」を、平成25年1月に設置。風工学または風環境の把握・対策に関する学識経験のある4名が、これまで実施した対策の内容を確認・評価している。その上で、第2期事業の進捗による風環境の変化予測や、必要に応じた補強・追加、効果を高める改善策を検討・提案しているとのこと。

なお、専門家会議はこれまでに6回開催。今後は、風速などの現地観測結果を踏まえて検討を継続し、その結果を事業者との協議・要請に生かしていくという。