インドネシアに広がる広大な自然林

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世界120ヵ国以上で紙・パルプ製品の販売を展開する総合製紙企業のアジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)は2013年10月29日、環境NGO・グリーンピースにより同日発行された報告書『APPの森林保護方針:進捗レビュー』を歓迎する旨を表明した。

今後は協力的な関係に

グリーンピースはかねてから、APPを森林破壊をしている企業として批判してきた。これを受けてAPPは13年2月に森林保護方針(Forest Conservation Policy、FCP)を策定、インドネシア国内のサプライチェーンにおける森林破壊の恒久的停止に取り組み、保護価値の高い森林からの原料は一切使用せず、持続可能な植林木のみを使用した資源循環型経営を推し進めている。

この作業をグリーンピースがあらゆる面について徹底的に調査し、成果をまとめたのが『APPの森林保護方針:進捗レビュー』だ。「APPはFCP計画を真剣に捉えており、中心となる上級スタッフはこの新たな誓約の実践に本気で取り組んでいる」と結び、好意的な評価を下している。今後はAPPに対する反対運動を停止し、建設的な批評と助言をおこなうなど協力的な関係を築いていくという。

また同報告書では、FCPの根幹である「自然林および未開発泥炭地の全面的伐採禁止」だけではなく、「FCP違反事例に関する自発的開示」や「FCPの遂行における第三者監査の導入」といったAPPの透明性の部分も高く評価されている。また一方で、APPの抱えるさまざまな課題や計画を「オンライン監視ダッシュボード上で共有・公開」すべきとして、さらなる透明性を求めた。

報告書を受け、APPの「持続可能性およびステークホルダー」担当役員であるアイダ・グリーンベリー氏はこう述べている。

「グリーンピースや他の多くのNGOによる精査は、当社にとってかけがえのない原動力となっており、今後もあらゆるステークホルダーと協力し続けていきたいと思います」