2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)が終わったら、同大会の予選システムが変わるかもしれない。FIFAのゼップ・ブラッター会長が、FIFA公式サイトの映像の中で、いくつかのシステムに納得しておらず、ブラジル大会終了後に変更を発表すると明かした。

ブラッター会長の“標的”となっているのは、プレーオフのシステムだ。

「プレーオフは情熱、感動、スポーツドラマの源だ。たった2試合で敗退につながる。テレビにとってはスペクタクルとして良いことだろう。だが、予選が終わったときに、プレーオフなしで突破か敗退かが明確になるようにする必要がある。負けたチームにとって、こういった形でW杯出場を逃すのはつらいことだ」

ブラジル大会では、6チームがプレーオフで出場権を手にすることになっている。ヨーロッパから4チームと、オセアニア予選勝者(ニュージーランド)と北中米カリブ海予選の4位(メキシコ)の勝者、そしてアジア予選5位(ヨルダン)と南米予選5位(ウルグアイ)の勝者だ。