東京オリンピック決定で盛り上がり、日経平均は今年の高値1万5942円に向けて上昇中!建設を筆頭にオリンピック関連株が好調だが、もちろん上がる株はほかにも多数ある。今月も材料満載のとっておき銘柄をお届け!

来年度予算の概算要求総額が過去最大規模に膨れ上がる中、「優先課題推進枠」と名づけられた成長戦略や防災絡みの?アベノミクス枠〞が注目されている。なかでもダークホース的な相場テーマとして浮上しそうなのが「介護ロボット」だ。

すでに経済産業省が30億円、厚労省が1億8000万円を概算要求。高齢化と、日本が得意とするモノづくり技術の融合が図られている。今年6月に公表された「アベノミクス日本再興戦略」で、「ロボット介護機器開発5カ年計画を今年度より開始する」と?アクセル〞が踏み込まれたことから、その開発と実用化の促進には大いに期待できるだろう。

また、国際標準化機構(ISO)が高齢者などの生活を支援する介護ロボットの国際安全基準をまとめる。政府が主導したもので、成長戦略で打ち出したロボット技術を活用した新産業の育成に向けた第一歩となる。ロボット技術といえば、自動車、ハイテク、機械関連メーカーをはじめ、住宅、介護、情報ソフトなど参入企業が幅広いため、投資対象としても魅力的だ。

関連銘柄の選定材料になるのが、経済産業省が開発補助金を支給している企業。企業への開発補助や実証環境の整備などを実施する「ロボット介護機器開発・導入促進事業」で、今年5月末(補助総額約8億円)と7月末(同約3億8000万円)にそれぞれ発表された。今後は予算だけでなく、どのロボットが介護保険の対象になるかもポイント。関連企業の開発競争は激しくなる。

国が補助金を出す介護ロボット関連5銘柄

【大和ハウス工業(東1・1925)】1735円(1000株)
自動排泄処理ロボット「マインレット」、アニマルセラピー効果で認知症対策を担うロボット「パロ」を開発。

【セントケア・ホールディング(JQ・2374)】1310円(100株)
複数の電機メーカーと共同で開発をはじめ、服薬やリハビリ支援のロボットを2015年にも実用化する計画。

【東海ゴム工業(東1・5191)】919円(100株)
理化学研究所と人間を抱き上げる世界初の介護支援ロボット「リーバ」を開発。2015年までに実用化へ。

【菊池製作所(JQ・3444)】610円(100株)
介護用マッスルスーツ事業化計画が経産省のロボット介護機器・導入促進事業の第二次採択で選定される。

【富士ソフト(東1・9749)】1786円(100株)
認知症対策でヒト型コミュニケーションロボット「パルロ」を開発し高齢者福祉施設向けにも販売を開始。

※株価は2013年10月8日現在。JQ=ジャスダック。

今月の噴火目前株3連発!

1. 阪和興業(東証1部・8078)
東京オリンピックの開催決定も支援となり、鋼材やセメントなど建設資材の販売価格引き上げが相次いでいる。建設資材の価格上昇がそのまま増収要因になる鉄鋼商社は盲点だ。なかでも鉄鋼部門が強みの同社は低PBR(株価純資産倍率)銘柄としてもおもしろい。業績予想の上方修正も視野に。

2. N・フィールド(東証マザーズ・6077)
病院が行なうケースが大半の訪問看護を、上場企業として手がけるのは同社だけ。特筆すべきは、上場直後に中小型ファンドが買いあさっている点。フィデリティ、JPモルガン、日興アセットの3社で発行済み株式数の2割強と、相当な潜在力が感じられるニューカマーだ。

3. フジプレアム(ジャスダック・4237)
新しく開発した農地向けの太陽光発電システムに期待大! 農地規制の緩和で、一定基準をクリアすれば農地でのパネル設置が可能だ。工場やビルでの需要が急増したように、農地での需要掘り起こしが想像以上の業績貢献につながる公算。

この記事は「WEBネットマネー2013年12月号」に掲載されたものです。