韓国銀行と日本の財務省は3日、今年8月までの韓国の経常黒字は422億2000万ドル(約4兆1658億円)となり、同期間の日本の415億3000万ドルの黒字よりも7億ドルほど多いことが明らかとなった。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国銀行などによると、今年8月までの韓国の経常黒字は422億2000万ドル(約4兆1500億円)で、同期間の日本の415億3000万ドル(約4兆800億円)の黒字よりも約7億ドル(約700億円)多いことが明らかになった。複数の韓国メディアが4日、報じた。

 年間ベースでも、韓国が630億ドル(約6兆2200億円)、日本が601億ドル(約5兆9000億円、日本総合研究所)と予想されており、史上初めて韓国が日本を逆転する見通しとなった。

 韓国銀行の関係者は「昨年末以降、日本のアベノミクスで円の価値が40%下落し、経常収支のドル換算額が減ったため」と説明した。

 また、日本は大震災後の代替エネルギーの輸入急増や代表的な大企業の没落で、31年ぶりに貿易赤字を記録したことも影響したとみられている。

 一方、韓国は昨年サムスン電子が世界で携帯電話4億台を販売しトップ企業となり、現代起亜自動車も海外で歴代最多販売記録を打ち立てたと解説した。(編集担当:李信恵・山口幸治)(イメージ写真提供:123RF)