尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる問題について、“日中で軍事衝突が起きる可能性は高い”と考える中国人は多い。また、仮に日中で衝突が発生した場合、中国人民解放軍の勝利を信じて疑わない中国人も少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる問題について、“日中で軍事衝突が起きる可能性は高い”と考える中国人は多い。また、仮に日中で衝突が発生した場合、中国人民解放軍の勝利を信じて疑わない中国人も少なくない。

 中国の簡易投稿サイト・微博の軍事情報を伝える新浪軍事(アカウント名)によれば、ロシアの軍事専門家はこのほど、自衛隊は装備や戦略の点で中国人民解放軍より有利であるうえ、日本には米国という同盟国があるため、日中が開戦すれば中国は確実に負けるとの見解を示した。

 軍事専門家の意見に対して、微博ユーザーからは「戦争をせずに結果を語るな」、「戦争が終わってから言え」など、反発の声が続々と寄せられた。

 また、「わが国は負ければ国が分裂してしまう。絶対に負けられないわが国はどんな手でも使うだろう。ロシアの専門家はこの点を見落としている」というコメントもあった。

 確かに中国にとって「反日」は国内の不満をそらすはけ口となっており、その日本に負ければ国内がさらに不安定化することは間違いないだろう。

 しかし、ネットユーザーからは軍事専門家の意見に賛同する声もあり、「腐敗したわが軍がまともに戦えるわけがない」など、日米を相手にしては勝ち目がないとの意見も散見された。

 ほかには、ロシア側の発言の裏を読むユーザーもいて、「ロシアは手助けしないということか」などのコメントもあった。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)