残り少ない試合で今季2勝目を目指す(撮影:ALBA)

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<マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 最終日◇3日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>
 国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の最終日。決着はトータル15アンダーで並んだ池田勇太とS・K・ホ(韓国)によるプレーオフに突入し、1ホール目でバーディを奪った池田が今季初勝利を挙げた。
2位タイに後退した池田勇太「勝ちたい気持ちはもちろんある」
 最終日トータル11アンダー2位タイからスタートした池田は前半から3つのバーディを奪う快調なゴルフを展開。後半に入ってからもさらに3つのバーディを重ね、15番を終えた時点でトータル17アンダーまでスコアを伸ばすことに成功。しかしここからドラマが待っていた。
 16番パー3でティショットを左に曲げたのを皮切りに突如として池田のショットが乱れ始める。「最後は緊張した」16番こそ絶妙なロブショットでパーをセーブするが、17番ではティショットのミスをリカバリーしきれずにこの日初めてのボギー。さらに18番では右のファースカットから打ったセカンドが痛恨の池ポチャ。勝利を目前まで引き寄せた矢先にまさかの連続ボギーで決着はホとのプレーオフに突入した。
 しかしプレーオフが決まった時点で「ふっ切れた」という池田は普段の落ち着きを取り戻していた。1ホール目、ティショットのミスからグリーンオンまで4打を費やしたホに対し、池田は今度こそ2オンに成功。そして最後はタップインのバーディパットを沈めて今季初勝利を確定させた。
 試合後の優勝者インタビューでは感情が高まり、すぐには言葉を発せなかった池田。その目にうっすらと涙が浮かんでおり、それは今季の池田の苦しみの大きさを物語っていた。
「今年はもう勝てないと思ってた」
 選手会長に就任し、試合の合間でも会議やイベントに顔を出していた池田は練習時間やプライベートな時間が削られ、開幕当初から不振に喘いでいた。「しんどくないと言ったら嘘になる。しんどかった」低迷の一途を辿る男子ゴルフ、そして一向に上がらない自身の成績。会長になったことを後悔したのは1度や2度じゃない。しかし「1度やると言ったら、やり切るのが俺の流儀」と自分の意思を貫いてきた。「やってきて大変なことはいっぱいあった。でも言い訳にはしたくなかった」
 しかし今大会、自身が最も“苦手”とするコースでついに今季初勝利を掴み取った。苦しみぬいて掴んだ“選手会長”としての初勝利はこれまで積み重ねてきた10勝とは全く違った喜びがあるだろう。「今年も残り試合が少なくなったけど、もう1勝したい」苦しい日々を乗り越えた池田は残り試合でどのような活躍を見せてくれるだろうか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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