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あなたはiPhoneのパスロックをどのように設定していますか? iPhone5sをお持ちの方は指紋認証を使っている方も多いでしょうが、まだまだ4ケタのパスコードロックを使用している方も多いでしょう。もしかしたら、そのパスコード、意外と簡単に突破されてしまうかもしれませんよ?

■こんなパスワードは危ない! iPhoneに使われがちなパスワードTOP10!

これは、米国のあるアプリ開発者が、自分が配布するアプリに設定されているパスワードから、iPhoneに設定されているパスワードを推測し、その結果を、「iPhoneで設定されがちなパスワード」として公表したもの。連続した数字が多いようですね。一見複雑に見える「2580」や「0852」は数字列を縦に押していったもの、「5683」は「LOVE」をキーパッドで押したもののようです。

また、自分の誕生日や、電話の下4ケタなど、簡単に類推できるパスワードも危険です。身近な人はそれらの情報を知っていますし、いくつか試してみれば簡単に突破されてしまう危険性があります。自分の個人情報をパスワードにするのは絶対にやめましょう。

 

iPhoneの「簡単なパスコード」を解除し、より複雑なパスコードに変えよう

iPhoneの初期設定では4ケタの数字のパスコードロックになっています。これでは最大でもパスワードは1万通り。時間さえあれば突破することは不可能ではないかもしれません。実際は、推測できる数字などを使って、突破はさらに速いでしょう。情報流出が怖い方は、より複雑なパスコードに設定を変更しましょう。「設定」→「一般」→「パスコードロック」→現在の4ケタのパスコード認証し、「簡単なパスコード」を解除すれば、英数字を複雑に設定できるパスワードを作ることができます。

 

■複雑なパスワードでも安心できない! 簡単に突破できないパスワードをつくるコツ

ここまで読み進めた読者は「4ケタの数字から、英数字が絡まった複雑なパスワードにすれば安心!」と思うかもしれません。しかしここでも落とし穴が。よくありがちなのが「名前+誕生日」や「あだ名+誕生日」。これは類推が簡単なので、すぐに突破されてしまう可能性があります。

また、同じパスワードを他のサービスと使い回ししていた場合、芋づる式で突破されてしまうことも! 最低でもいくつかのパスワードを作りたいけど、そんなにたくさん覚えられないし、考え付かない……そんなあなたに、覚えやすくて、しかも突破されにくいパスワードの作り方のコツをおしえます。

・英語は大文字と小文字を組み合わせ、数字も入れる。

・全体で8文字以上。

・できれば、記号も入れる。(サービスによっては対応不可なところもあります)

これで、かなり強固なパスワードを作ることができます。でも、これを作ったり覚えたりするのってちょっと大変ですよね? そこで、「AppWoman」を例に考えてみます。

「AppWoman」これですでに8文字ですが、この単語を知っている人なら、まっ先に入れてみる単語ですので、これはパスワードとしては好ましくありません。そこで、「o(英字のオー)」を「0(数字のゼロ)」に、「A」を「@」に変えてみます。すると「@ppW0man」。これで上記の条件を満たしつつ、覚えやすく作りやすいパスワードにすることができます。これはさまざまな単語にも応用できますので、一工夫するだけで現在使っているパスワードを強力なものにすることができますよ。

スマホやPCにはさまざまな情報が入っており、しかもそれは盗まれてもなかなか気づくことができないものです。わたしたちにはより一層の情報管理能力が求められています。大切な個人情報を自分の手で守っていく努力をしましょうね。