ショットの状態も悪くない、最終日は逆転での今季2勝目を狙う(撮影:ALBA)

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<マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 3日目◇2日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>
 国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の3日目。トータル9アンダー2位タイからスタートした藤本佳則が4バーディ1ダブルボギーの“69”でラウンド。スコアを2つ伸ばしてトータル11アンダーの2位タイ、最終日は池田勇太、S・K・ホ(韓国)と共に最終組で優勝を争うこととなった。
2位タイに後退した池田勇太「勝ちたい気持ちはもちろんある」
 3日目の藤本は2番ホールでいきなりアンラッキーなトラブルに遭遇。左の林に打ち込んだ藤本のボールが木の根っこの隙間に挟まっていたのだ。アンプレアブルでボールを打てる位置にドロップする選択肢もあったが、藤本は果敢にサンドウェッジでチャレンジ。しかしスイングしたクラブは木の根っこに弾かれ、「ほとんど空振りに近い」ミスとなり、ボールはほとんど動かないままだった。結局このホールはダブルボギー。藤本のムービングサタデーは何とも不穏な立ち上がりとなった。
 しかし「焦りはなかった」とすぐさま気持ちを切り替えた藤本は4番ホールからの連続バーディでこのダブルボギーを帳消しにすると、後半さらに2つのバーディを奪取。最悪の流れからアンダーパーまで盛り返し、トータル11アンダー2位タイと今季2勝目に向けて絶好の位置でホールアウトした。
 藤本のプレーを支えたのはパッティングの安定感。この日も2,3メートルの厳しいパーパットを沈める場面が見られた。シーズン当初思うように成績が伸びなかった藤本にとってパッティングはむしろ悩みの種だったが、現在では優勝争いに向けて大きな武器になっている。そのカゲにあるのは東北福祉大学の先輩である谷原秀人の助言だと藤本は話す。
 「もともとラインを読むのは得意じゃなかった」という藤本はいつも練習ラウンドをしている谷原に思い切って「谷原さんはどうやって読んでいるの?」と問いかけてみた。そうして返ってきた“ライン読み”に関する答えは藤本にとって目から鱗の発見で、「シンプルだけど全然頭の中になかった」ものだったようだ。
 残念ながら“ライン読み”の詳細については「企業秘密」と明かさなかったが、谷原直伝の“ライン読み”を取り入れた藤本はラインが「なんとなくわかるようになった」と苦手分野を克服。そして先月行われた「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」での今季初勝利、ツアー通算2勝目を掴むに至ったのだ。そしてこの優勝は今大会での一切焦ることのないメンタルコントロールにもつながっている。藤本も「1勝できたおかげかわからないけど、そういう意味でいい余裕がある」と現在の充実度を話した。技術的にも精神的にも充実した藤本は今季2勝目に向けて最高の状態で最終日を迎える。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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