世界で人気上昇中のお酒「ラム」の魅力と選び方。「地域によって味が違う」

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ラムはお好きですか?カクテルにして楽しむことが多いお酒ですが、ストレートやロックで飲んでも、甘い香りとコクのある味わいが楽しめておススメです。専門家のアドバイスをご紹介します。

ラム酒はお好きですか?コーラで割った「キューバ・リバー」や、「ラムレーズン」など、カクテルやお菓子としてなじみ深い、という方も多いかもしれませんね。老舗ラム酒メーカー「アンゴスチュラ」社の蒸留士、ジョン・ジョージスさんによれば、限定品や高級品を中心に、ラムの輸出量は急増しているのだそうです。

こうしたプレミアムなラムは、カクテルベースや製菓材料としてでなく、ストレートやロック、水割りで楽しまれます。

そう、ラムは豊かな甘い香りとコクがあり、そのものの味わいを楽しみたいお酒なのです。でも、どんなふうに選んだらいいの?その見分け方と魅力を、ラムに詳しいタトゥ・カーラスさんが教えてくれました。

「サトウキビから作られるラムは、産地によってスタイルが異なります。同じカリブの国々の中でも、もとスペイン領のプエルトリコで作られるのは、単式蒸留器を使ったライトタイプ。色も透明、または薄く、くせのない味わいです。

逆にヘビーなものはギアナなどで作られる、ポット式蒸留のタイプ。色も濃い茶色で、複雑な味わいです。両者の中間はマルティニーク島などフランス領の島々で発展したと言われています」

味わいの複雑さは色の濃さに比例することも多いですが、産地に注目するのも自分の好みを知る近道と言えそうです。

ラムはアルコール度数が高く、長い余韻を持っていますが、味わいにはとげがなく、バランスがいいのが特長です。タトゥさんいわく「グラスに注いだときに生き生きとした透明感があり、時間がたっても色が曇らないのが良質なラムである証拠」。

ゆっくり少しずつ、香りと味わい、そして深い余韻を味わうのが醍醐味なんですね。

寒い季節にもピッタリのラム。バーや酒屋さんで、自分好みの1杯を探してみてはいかがでしょうか?

参考:What you ought to know about rum
http://nz.lifestyle.yahoo.com/food/index/article/-/19499830/what-you-ought-to-know-about-rum/