雅ちゃん(有村架純)と仲良くしたりと、普段は飄々としている野々村(竜雷太)。でも、刑事魂は誰よりも熱い!/[c]2013「劇場版 SPEC 結 漸ノ篇」製作委員会 [c]2013「劇場版 SPEC 結 爻ノ篇」製作委員会

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『劇場版SPEC〜結〜漸ノ篇』(公開中)、『劇場版SPEC〜結〜爻ノ篇』(11月29日公開)で、ついに完結する「SPEC」シリーズ。これまでの謎がすべて明かされ、どのような結末を迎えるのか大いに注目が集まっている。その「SPEC」の謎と言えば、“ファティマ第三の予言”“シンプルプラン”などがあげられるが、ここで敢えて付け加えたいのが、野々村係長(待遇)である。というのも、周囲の人間がビックリするくらいの情報通だからだ。

【写真を見る】この手紙に重要なメッセージが隠されているらしい/[c]2013「劇場版 SPEC 結 漸ノ篇」製作委員会 [c]2013「劇場版 SPEC 結 爻ノ篇」製作委員会

「SPEC」の前身とも言われるドラマ「ケイゾク」にも登場していた、竜雷太扮する野々村。「ケイゾク」の最終回では、重要な資料が保管されているロッカーの鍵を、柿ピーのビンの中から取り出し事件解決へと導いた。そして、「SPEC」の第8話では、天井に張ってある雅ちゃんの写真の裏から極秘のメモリーカードをこそっと取り出し、当麻(戸田恵梨香)に手渡す場面も。それに続く『劇場版 SPEC 天』(12)のクライマックスでは、雅ちゃん(有村架純)が野々村の手紙を読み上げ、彼がすべての謎を熟知している人物であると裏付けた。一体、いつの間にそんな情報を集めていたのだ…と言わんばかりの働きようである。『漸ノ篇』でも、彼の心意気が感じられる場面が至るところにあるので、目をこらして観てほしい。キーワードは“青い柿ピー”と“ダメもと”だ。

また、野々村と言えば、多くの名言を残していることでも有名。代表的なものは、「ケイゾク」時代から用いられている「心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ。それが刑事だ」。これは野々村の信条といえる言葉で、当麻や瀬文(加瀬亮)にも大きな影響を与えている。また、スペックホルダーとそれを殲滅させる人間たちとの戦いを「これは人間の可能性を信じるものと、閉ざそうとするものとの戦いだ」と称し、どんなピンチになっても「老兵は死なず」と刑事魂を見せる。今作でも“生きる”ことに関連した、心を打つ名言が飛び出すので、聞き逃しないように。

若い頃は“ゴリさん”と呼ばれ、敏腕刑事として活躍していた野々村。重要な情報が集まるのも、その時代に培ってきた賜物なのだろうが、底知れぬ偉大さにただただ驚かされる。彼は一体何者なのか…。小ネタを含め彼の存在自体も堪能してみてほしい。【トライワークス】