「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」として6回目の開催を迎える今回、家具、テキスタイル、雑貨類のコラボレーションはさらに進み、トレンドを捉えた企画を多彩に展開するなど、インテリアの総合見本市としての存在感は回を重ねるごとに増している。開催を目前に控え、その同展の見どころについて、プロジェクトマネージャーの川津陽子氏に話を伺った。

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今回の一番の見どころとなるのは、特別企画「Creative Resource(クリエイティブ・リソース)―素材と造作のちから」です。昨年スタートした新しい企画ですが、展示規模は30社36小間(昨年は19社24小間)となり、昨年比で約2倍の展示規模になりました。住空間のリノベーションのための「素材」を見ていただくだけに留まらず、素材を活かしてこんなことができます、という用途提案を重視しています。その意味では、モノづくりを行うメーカーへのマテリアル提案にもなりますし、DIYが浸透する中で小売店への取扱商材の提案にもなるなど、より幅広いニーズに対応するゾーンとなっています。ぜひご期待いただきたいと思います。
またテキスタイル関連では、やはり「ハイムテキスタイル・トレンド2014/2015プレビュー」が注目です。昨年はペイントを使ってトレンドを表現しましたが、今回は映像を活用し、視覚と聴覚によってトレンドを表現する形になります。クローズな空間を設え、その中を覗き込むとトレンドが感じられる、そんな仕掛けを用意する予定です。
家具関連の見どころは、岐阜の産地「飛騨」から木工家具メーカー8社が集結することですね。「飛騨」が産地として出展するのは1997年以来のことで、会場内では引き続き産地として出展する「旭川」と向かい合う形で展開しますので、日本の木工家具メーカーの技術を一堂にご覧いただくことができます。

全体的な構成についてですが、小物・雑貨関連をさらに拡充させました。もともと家具専門の見本市ですので家具の展示が姉妹見本市である6月のインテリア ライフライフスタイルに比べて多いのですが、「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」のスタート以来、そのボリュームは維持しつつ、小物・雑貨関連を広げていくという取り組みを一貫して続けてきました。
近年の市場動向をみると、従来型の家具店が減少し、その一方で家具に加えてテキスタイルや雑貨、あるいはアパレルを取り入れたり、さらにはカフェを併設するといったライフスタイル提案型のインテリアショップが勢いを増しています。そうした流れに合わせて、見本市の形も変化していかなくてはなりません。今回「TALENTS」や「NEXT」といった若手デザイナーエリアを新設しましたが、それもそうした対応の一環といえます。

実は「クリエイティブ・リソース」というのは、主体となる家具とテキスタイル、小物、雑貨類を連動させる、いわば中間地点という役割も担っています。展示エリアも会場のほぼ中央に設置しています。
インテリア関連の見本市は数多くありますが、それらとのもっとも大きな違いは家具とテキスタイル、雑貨類といったジャンルの異なる完成品たちをつなぎ合わせる、「クリエイティブ・リソース」にあります。ここをさらに充実させていくことで、家具はもちろん、小物・雑貨の拡大につながり、ひいては見本市全体の拡大、活性化につながっていくものと確信しています。
ぜひそうした視点で、今回の「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」をご覧いただきたいと思っています。■特集-「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」開催迫る