平成25年8月27日に、文部科学省より、本年度4月に実施された全国学力テスト結果が発表されました。全国学力テストとは、「全国学力・学習状況調査」として、平成19年度より実施されているもので、全国的に子どもたちの学力状況を把握するために行われています。対象は、公立、国立、一部の私立校に通う小学6年生と中学3年生。教科は国語と算数・数学で、「知識力」を見るテストAと、「活用力」を見るテストBに分けられています。結果を見ると、各都道府県の教育に対する取り組みの成果や、地域性などが垣間見られます。

■全国一位は秋田県。その特長とは規則正しい生活!?

結果の詳細は、文部科学省が公開しているとおり、数学A、B以外の科目において、秋田県が1位、続いて福井、石川、富山といった県が名前を連ねています。毎年上位にランクする秋田では、特別な取り組みもなされています。

その一つとして注目されているのが、「少人数学習推進事業」です。これは、小学校低学年及び中学1年については、30人程度の人数での学習を実施、小学4年〜6年及び中学校2、3年生については、さらに人数の少ない20人程度にて学習を進め、児童や生徒の個性にあわせながら、教師が指導を行うというもの。また、独自に平成14年度より「学習状況調査」という試験を実施し、分析を行い指導に役立てています。この「少人数学習推進事業」は、他県でも注目され、全国の自治体や高校などでも取り入れられています。2位となった福井についても同様で、独自の学力テストや少人数学習が実施されています。

注目したいのは、同時に実行された「学習状況調査」です。上位に入った都道府県の小学6年生に、「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」と聞いたところ、全国平均58.5%に比べて、秋田64.5%、福井63.4%、石川61.0%という結果に。ちなみに東京は58.4%でした。「朝食を毎日食べていますか」や、「就寝時間」についても、上位エリアは平均値を上回り、規則正しい生活を送っている児童が多いことがわかります。

データで全てが把握できるわけではなく、個々の環境にもよりますが、子どもの学習効果をアップする基本は、「規則正しい生活が影響する」と言えるかもしれません。

※参考:文部科学省 全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)平成25年度調査

文●青山みなみ(エフスタイル)