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教科書に載っていた作品といえば、みなさんは何を思い浮かべますか? 国語の時間に習ったあのお話? それとも美術のテキストで見たあの絵画? 教科書にはある程度共通認識といえそうな作品があるように思います。それでは海外ではどのようなものが定番なのでしょうか? 日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

○国語

■李白の詩とかです(中国/20代後半/女性)

■ゲーテの作品が多いです(ドイツ/30代後半/男性)

■ウォルト・ホイットマン、マーク・トウェイン、チャールズ・ディケンズなどです(アメリカ/30代後半/男性)

日本の教科書で言うと、紫式部や松尾芭蕉、夏目漱石ような存在でしょうか。やはりその国の代表的な文学が教科書に登場するのですね。マーク・トウェインの評価はとても高く、同じくアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイも、「彼こそがアメリカ文学の源である」と称賛しています。

■『ライオンとねずみ』。ライオンはいつも森の王者ですが、ある日、猟でつかまってしまい、ネズミが助けてあげます。強さは身体の大きさとかではない、という話です(エジプト/40代前半/男性)

■賢いハイエナとずるいうさぎの話(マリ/30代前半/男性)

こちらは日本で言うところの、『ごんぎつね』や『大造じいさんと雁』のような雰囲気ですかね。教科書作品といえば、『スイミー』や『スーホの白い馬』も印象的。海外の秀作に触れられるいい機会でした。

○社会

■歴史的な大事な事件とか戦争(トルコ/30代後半/男性)

■インカ帝国の始まり(ペルー/40代後半/男性)

社会の教科書はそれぞれの国によって、内容が大きく異なりそうですね。同じ歴史的事象でも、国によって認識の相違がみられることも。さて、トルコでは歴史の教科書にも載り、多くの人が知っている「エルトゥールル号遭難事件」。トルコが親日である理由のひとつといわれる出来事です。1890年、日本の沖合で遭難したトルコの船員を日本人が助けました。時は流れ1985年、フセイン政権下のイラクで取り残された日本人を、トルコが救出してくれました。実に95年越しの恩返し! 日本とトルコのちょっといい話でした。

○美術

■モンドリアンなどのモダンアート。あとは戦後の建築作品など(オランダ/30代前半/男性)

■モネやゴッホの作品は多いですね(フランス/20代後半/女性)

■染色工芸品である更紗です(インドネシア/40代前半/女性)

■ペルシャ絨毯(じゅうたん)(イラン/20代後半/女性)

芸術作品や伝統工芸は視覚に訴えかけるので、強烈な印象を残すことがありますよね。オランダやフランスは著名な芸術家が多いので、教科書に母国の作品がたくさん載っていることでしょう。思えば街並みが既に美術館のよう!

○家庭科

■地方の伝統的な料理(スペイン/30代前半/男性)

トルティージャ、パエリア、レンズ豆の煮込みなどが定番メニューですが、それぞれの地方によって私たち日本人が知らないおいしい料理の作り方が載っていそう!

○王様

■王様の話(本当にいた王様でも、いなかった王様での作り話も)が結構ありました(タイ/30代前半/女性)

タイ人は王様が大好き! 街の中でも王様の写真をよく見かけます。王様の国民への影響力の大きさは、教科書からも伺えるのですね。

教育の現場もIT化が進みつつあります。タイではタブレット端末を公立小学校の1年生全員に配布するという政策が行われています。未来の学校はタブレット教科書が当たり前なのかもしれません。より多くの作品で学べそうですね。

(カジハマトモコ)