インテルは29日のセリエA第10節で、アタランタと敵地で1−1と引き分けた。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、満足できない様子でこう話している。

「妥当なドロー? 勝つこともできたはずだ。だが、(リカルド・)アルバレスが、まだ我々はずる賢さがないと言ったのは正しいね。失点場面では軽率だったし、フィニッシュはもっとキレが必要だ。だが、良いプレーもした。ビッグチャンスをつくったね」

FWディエゴ・ミリートの不在が響いている。

「残念ながら、彼のようなゴールゲッターが我々には今いない。(ロドリゴ・)パラシオと一緒に彼がいれば、また違っていただろう」

マッツァーリ監督は選手たちが滑っていたことにも腹を立てている。

「あまりに転びすぎだ。大事な場面で滑ってはいけない。我々は成長しなければいけないよ」

前半で交代したGKサミル・ハンダノビッチは何があったのだろうか?

「強い打撲を受けたと言っていた。後半はやれない、とね。明日、検査する」

これまでのアウェーゲームと比べてインテルはさらに苦しんでいたようだった。

「アタランタは素晴らしいチームだ。(ヘルマン・)デニスはイタリアにいる最高のストライカーの一人だ。ナポリでプレーしていたときも、彼は常にうまくやっていた。今の彼はさらに自信をつけている。いつもゴールを決めるし、すごく成長したね。我々はもっとうまくやらなければいけなかった。インテンシティーはあったが、あまりプレスができなかったんだ。だが、言い訳をしてはいけない」

FWマウロ・イカルディを投入したが、大きな改善はなかった。

「疲れていたから、ペースが落ちてしまったんだ。(マテオ・)コバチッチと(リカルド・)アルバレスのポジションを替えたこと? アルバレスはより走るし、コバチッチの方が守備に戻るのに苦しむからだ。とにかく、前半はコバチッチもバイタルエリアで良いプレーをしていた」