TKがジョブズに捧げるメドレー「自分はMacと切っても切れない関係」。

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音楽プロデューサーの小室哲哉(54歳)が10月29日、都内で行われた映画「スティーブ・ジョブズ」のプレミアイベントに登場。Mac製品ファンであり、スティーブ・ジョブズを敬愛する小室が、ジョブズに捧げるオリジナルメドレーを披露した。

この日のイベントには、本作のジョシュア・マイケル・スターン監督が来日。「この作品はスティーブ・ジョブズに愛と敬意を持って創った作品です。主演をつとめてくれたアシュトン・カッチャーが、ジョブズが亡くなった時の悲しみを僕ら友人に伝えたのがiMacやiPhoneという彼の創ったデバイスだったので、ジョブズは改めて人々のコミュニケーションツールを創っていたんだということを認識しました。映画をご覧頂くとわかってもらえると思いますが、ジョブズの複雑な人柄の奥に自分のビジョンがあり、それは誰しもが自分の人生は自らの手で築いていくものだというメッセージが刻まれているものだと思います。気にいっていただけたら、ジョブズの作ったデバイスでぜひ友人などに勧めてください」と、作品に込めた想いを語った。

続いて「自分のやってきた音楽はMac、Apple製品と切っても切れない関係にあるので、この場に立てて光栄です」と、小室が登壇。実際に映画も観たそうで「監督の趣味が反映されているところもあると思うのですが、ジョブズさんの生活の一部に音楽があるように描かれているなと思いました。ジョブズさんとは世代も近いし、僕もウッドストックなどに影響されているところがあるので、音楽的にも楽しませていただきました」と感想をコメント。

そして「ジョブズさんはことあるごとにミュージックインダストリーを根底からくつがえす、レボリューションを起こしていると思います。かれはクリエイターというよりか、アーティスト、ミュージシャンにも近いのかなと思います」と、小室から見たジョブズの印象を語った。

さらに“ジョブズ的な経験”として「朝起きた瞬間に曲のイメージがあって一刻もはやく仕上げたい!という思いが、劇中のジョブズと似ているなと思いました。劇中ジョブズは会社立ち上げ当初相手にされず1年間コールバックが無いのにくらいついたりというところは、自分がTMネットワークのデビュー時も20社くらいにデモテープを送ったり、何かをひたすらやり続けるというところはジョブズ的なところかもしれません」と懐かしんだ。

ミニライブでは「Departures」(globe)、「Desperado」(イーグルス)のスペシャルメドレーを披露。「映画を見ていただいた後音楽を思い出していただけるといいかなと思います。選んだ理由は一曲目はタイトルの「旅立ち」というところから、そして2曲目は劇中のシーンから思いつきました」と選曲の理由を説明すると、監督は「グレートミュージック!ベリーエモーショナル!!」と、感激した面持ちだった。

イベント終了後の囲み取材では、ジョブズについて「劇中にはいろいろ描かれていますけど、ロックミュージシャンっぽいですよね。音楽面は共感できるのですが、ケンカは苦手なんでキャラ的には違いますかね(笑)。音楽では90年くらいからMacがないとシンセサイザーが動かせないなんて時代もあったくらいなので、ゆかりは深いです。配信事業もiTunesなどがここまで大きくなったのは、彼の影響が大きいですよね」と語り、その功績を称えた。

ちなみに、映画館で演奏したのは初めての経験だったそうだが、「音響が素晴らしいのはわかっていたのですが、スペースは狭いですよね、監督が通れなかった(笑)」とのことだ。

映画「スティーブ・ジョブズ」は11月1日(金)TOHOシネマズ 日劇1ほか全国ロードショー。