「中国人をみなごろしにしたら?」子供の発言を放送した米ABCが謝罪

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ジミー・キンメルがホストを務める人気トーク番組『Jimmy Kimmel Live』での子供の発言が不適切だったとして、放送するABCが公式に謝罪した。

事の起こりは22日に放送された5歳から7歳の子供たち4人が時事問題を話し合うという企画。「アメリカ中国に負っている巨額の借金問題はどうすれば解決するだろう」という議題で、6歳の白人の子供が「中国人を全部殺せばいいんじゃないの」という過激なソリューションを提案した。これに対しオーディエンスは爆笑。司会のジミー・キンメルも「中国人を殺しちゃう? そっか、フフフ」と愉快そうに笑い、「でも仕返ししに来たらどうするの?」と水を向ける。「その前にみなごろしにしちゃえばいいし、中国を全部高い壁で囲んじゃえば?」と黒人の男の子も続けて発案した。

この発言に当然ながら中国人は激怒。複数に及ぶアジア系米国人の政治団体がABCに対し激しく抗議したという。署名運動にも発展し、やり玉に挙げられたABCは28日になって今回の子供の発言に関して謝罪した。当該部分は放送アーカイブから削除し、DVD化や再放送など、いかなる再配布にも収録しないことを確約した。