オンワード樫山「五大陸」ブランド刷新 アンバサダーに愛之助ら歌舞伎俳優を起用

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 オンワード樫山のメンズ主力ブランド「五大陸」が10月28日、新しいアンバサダーに片岡愛之助や尾上松也など花形歌舞伎俳優を迎えて約13年ぶりとなるテレビCMを含めた大型広告キャンペーンの展開をスタートさせた。同日、歌舞伎座で「五大陸 新成長戦略・アンバサダー発表会」を開催し、代表取締役社長執行役員の馬場昭典氏と特別ゲストとして新アンバサダーの5人が出席。「五大陸」は秋冬から本格的なブランド刷新を図っている。

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 「五大陸」は、英国の伝統やフランスの華やぎ、イタリアの粋、アメリカの合理性を日本の繊細によって仕上げたジャパニーズ・ジェントル・スタンダードを提案する「東京発国際服」として1992年にデビュー。昨年20周年を迎えたことに機に商品一点一点のシルエットから素材、仕立てを現場主導で見直し、世界の著名生地メーカーや日本の産地とオリジナル素材を共同開発するなどクオリティを向上させた商品を今秋冬シーズンから販売している。馬場氏は全面的に刷新した新MDについて「効率だけではできない、職人一人一人の手間をかけた商品を展開する」と話し、売上を1.3倍まで高めたい考えだ。オンワード樫山では基幹ブランドの強化を重点策に掲げており、同年デビューの「組曲」は昨年ブランドイメージを刷新し、これまでに2桁増の成長率を維持しているという。

 今日からスタートした広告キャンペーンは、片岡愛之助、尾上松也、中村歌昇、中村壱太郎、中村隼人が「五大陸五人男」として出演し、テレビCMをはじめ新聞や雑誌、街頭ビジョンなど幅広い媒体を通じて団塊ジュニア世代のビジネスマンをターゲットに展開。歌舞伎俳優をアンバサダーに起用した理由について馬場氏は、「ベテランからの伝統を今に継承するのは、歌舞伎と同じなのではと考えた。ものづくりにも重なるものがある」と話し、任命式が行われると片岡愛之助がアンバサダーを代表して「伝統あるスーツ、伝統ある歌舞伎を皆さんに伝えていきたい」とコメントした。今後2年間にわたり発信することで、確実なブランディングを行っていくとしている。