天気と気象についてわかっていることいないこと

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猛暑に豪雨に竜巻、秋になると台風の襲来。今年ほど異常気象に見舞われた年も珍しい。これまで経験したことのないような暴風や大雨はこれからも続きそうだ。天気予報が頼りだが、どこまで信頼できるのか。異常気象から身を守るために「気象学」に挑戦してみよう。

J−CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」(http://www.j-cast.com/mono/bookwatch/)でも特集記事を公開中。

天気予報が当たらないと思っている人へ

『天気と気象についてわかっていることいないこと』

「天気予報が当たらないと思っている人にこそ読んでもらいたい」と案内にあるが、昨今はだいぶ当たるようになった。昔は「晴れ時々曇り、ところによってにわか雨」などという大雑把な予報もあった。今はごく狭い範囲の時間ごとの移り変わりを知らせてくれるが、それだけに、より厳密さが求められるようになったのかもしれない。

ベレ出版の『天気と気象についてわかっていることいないこと』(編著・筆保弘徳、芳村圭、著・稲津將、吉野純、加藤輝之、茂木耕作、三好建正、1785円)は、気象学の最前線に立つ気鋭の研究者たちが集中豪雨や台風、竜巻などはどこまでわかっているのか、予報の技術はどこまで進んでいるのかなど、最新の天気予報と気象学の最先端情報を興味深く伝える。

お天気おねえさんの解説を基礎から

『図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』

お天気おねえさんやお天気おじさんがテレビのワイドショーに登場するようになって、天気に関する知識が随分と普及してきた。ごく最近では、ふたつの台風が1000キロ以内に近づくと、互いに影響しあって複雑な動きをするという「藤原の効果」もそのひとつだろう。講談社のブルーバックス『図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』(著・古川武彦、大木勇人、1092円)は、そうした知識の奥にある気象と天気の原理について平易に説明した入門書である。

数十トンもある雲が落ちてこないのはなぜか。ジェット気流とはなにか。そもそも高気圧や低気圧はどうしてできるのか。気象のプロと教科書作りのプロが図表をまじえて基礎から解説しており、気象予報士をめざす人たちにも役立ちそうだ。

中日が優勝すると暖冬になる?

『最新データで読み解くお天気ジンクス』

「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」。よく知られた言い伝えだが、天気に関するジンクスは実に様々だ。株の売買とも関係があり「猛暑は売り、冷夏は買い」で、「暖冬は買い、寒冬は売り」だそうだ。健康面では「天気が崩れると古傷が痛む」。恋愛に関しても古くは「男心と秋の空」あるいは「女心と秋の空」、最近では「愛の告白は高層ビルで」「雨のデートに少量の酒」などが加わる。ほかにも「プロ野球の中日が優勝すると暖冬になる」「総裁選のある年は冷夏暖冬が多い」といったものもある。

ホントかなと思うものもあるが、祥伝社新書の『最新データで読み解くお天気ジンクス』(著・村山貢司、777円)は、こうしたジンクスや言い伝えを紹介するとともに可能な限り科学的根拠を見出して、なぜそうなのかの解説を試みた1冊である。