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根津美術館は11月2日〜12月15日、特別展「井戸茶碗 ー戦国武将が憧れたうつわー」を開催する。

○侘びの静寂と、茶碗の饒舌さを堪能できる特別展

井戸茶碗とは、16世紀頃に朝鮮半島から渡来した高麗茶碗と呼ばれる茶碗の一種。我が国では桃山から江戸時代そして現代でも、侘び茶の道具として高い賞玩を受けているという。

一見素朴な風情の茶碗が、なぜ戦国武将を魅了し、利休、遠州、不昧などの茶人の心を引き付けたのか。同展は、国宝「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」をはじめとする井戸茶碗の名品約70点を展示し、その謎を探るものとなる。

展示室1・2には、大井戸茶碗の中でも第一の名作で、井戸茶碗としては唯一の国宝である「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」や、重要文化財「大井戸茶碗 銘 細川」、同じく重要文化財「青井戸茶碗 銘 柴田」などを展示。井戸茶碗をめぐる歴史的な人と物のつながりを知る機会となるという。

また展示室5では、「中国の鏡-村上コレクションの名品-」を同時開催。平成23年に村上英二氏より寄贈された中国の鏡のコレクション80点のうち、約50点を選び展示する。さらに展示室6では、「仲冬の茶の湯」を開催。仲冬とは、炉を開いて釜をかけ、新茶を点てて茶の湯の1年を始まりを祝う陰暦11月の異名となる。国宝「鶉図(うずらず)」を特別出陳し、季節の茶道具を約20点取り合わせる。

開催日時は、11月2日〜12月15日 10時〜17時(入場は16時30分まで)。休館日は月曜日。ただし11月4日は開館し、翌5日は休館。会場は、根津美術館 展示室1・2(東京都港区南青山6-5-1)。入場料は、一般1,200円、学生(高校生以上)1,000円。中学生以下は無料。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。

(エボル)