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香川県の讃岐うどんを始め、秋田県の稲庭うどん、山梨県の吉田のうどんなど全国にはあまたの「ご当地うどん」がある。そんなご当地うどんは宮城県にもあるのだが、どうやらそのうどんは特に男性に人気なよう。実際に食べてみることで、その魅力に迫ってみたい!

○生卵ときざみネギがあればすぐできる!

その名も「甘ったれうどん」。蔵王町の新名物として今から5年ほど前に誕生したのだが、こちらのうどんは店ではなく、家庭で楽しめる乾麺タイプになっている。ご当地うどん界では新入りといっていいこの商品、ネット上のレヴューなどを見ると、とりわけ若い男性からの反響がいいのだ。しかし、なぜ男性なんだろう? まずは調理して食べてみることにした。

筆者の面前には白い長方形のダンボール。ドサッと届いた「甘ったれうどん」(1箱12袋(24食)入りで3,000円、オンライン限定では2,500円)。うどんには特製タレが付いているのだが、ほかにこちらで用意する食材といったら2つ、生卵ときざみネギだけ。コンビニへ走ればすぐに調達できる簡単アイテムだ。

作り方は、いたってシンプル。まずは麺をゆであげ、湯切りせずにそのまま釜あげする。さらっと器に盛りつけると添付のタレをかけ、細かく刻んだネギをぱらぱらと散らしたら、最後に卵黄をのせる。緑と黄色のコントラストがシンプルで美しい完成形だ。これを、韓国料理ビビンバのようにぐあっと豪快にかきまぜていただくのだという。

○北海道産の小麦で作った麺に甘いタレが絡む

ゆで上がった麺を何もつけずに口にしてみたところ、けっこう強めの歯ごたえなのだ。そして、もちもちっとしている。麺には北海道産の小麦粉を使用しているようで、もっちりとしたこの麺に甘口なオリジナルのタレがからみつく。さらに、食べる直前に卵黄をかき混ぜることで、優しいまろやかさが演出される。

筆者は独身なので、この商品への子供や女性たちの反応は正直分からない。しかし、あわただしい日々の中で頑張っている独身男にとって、甘ったれうどんの「素早さ」「個性」「満足感」は、非常に魅力的なポイントだ。正直言って、繊細で女性的な麺料理というよりは、食べ盛り・働き盛りの男に捧ぐ、即席手料理といった一品である。

それもそのはず。製造元である高野本店の開発者は、「一人暮らしをしていた学生時代、調理をするのが面倒でコンビニ弁当ばかり食べていた経験がもとで開発にいたりました」とコメントしている。何でも、卵かけごはんの手軽さを形にしようと、すき焼きのあとのうどんなどをイメージして開発に着手したのだとか。

○アレンジも簡単調理がポリシー

そして実際、料理が不得手な男性でも楽々作ることができるうどんが生まれたわけだが、手軽さのみならず、上質なうどんの喉越しまで追究したところがさすがである。同社のサイトではさらに、こちらのうどんを使ったオリジナルレシピの数々も披露している。もちろん、どのメニューも作り方はいたってシンプル。具材をカットしてトッピングするだけなので、誰にでも簡単に作れるのがうれしい。

例えば、茹でたもやしを載せるだけの、その名も「シャキシャキもやし」。その他、ひきわり納豆と生卵、ネギをトッピングしたものなど、ヘルシーかつリーゾナブルなメニューがそろうのは、開発者の「食を楽しむことで、毎日を楽しく健康に楽しく過ごしてほしい」という思いゆえか。

これならば本来の甘ったれうどんとネギと卵黄にタレ! という男っぽいワイルド感に抵抗のある人たちも、さらりと楽しんで食べられるだろう。心憎いレシピ展開といっていい。

評判の高さと比べて、実は店舗展開をされてはいない「甘ったれうどん」。現在は通販サイトでの販売、直営店での販売のみというが、コストパフォーマンスもよく、冷蔵庫のありあわせ食材でアレンジして楽しめるばかりか、食べ応えも充分にある。各地でご当地うどんが花盛りのいま、宮城県民として全国の皆さんへオススメしたい一品だ。

(OFFICE-SANGA)