韓国陸軍の女性大尉が16日、上官からの性的関係の要求やセクハラ、言葉の暴力などを苦に自殺した。韓国陸軍参謀総長は自殺した女性大尉の上官にあたる男性少佐を拘束して調査している。26日付で中国網が報じた。

 自殺した女性大尉が残した遺書によれば、36歳の上官は女性大尉に性的関係を持つよう要求し、女性大尉が拒絶すると10カ月以上の夜勤を強制したという。さらに上官は女性大尉に「一緒に寝てくれれば軍での生活を良いものにしてやる」と性的関係も要求していた。

 報道によれば、韓国軍の憲兵隊は遺書の一部の内容について事実と確認しており、上官をセクハラなどの疑いで拘束した。

 同事件に対し、韓国のネットユーザーからは「問題のある人物が少佐になれるなんて」、「韓国国防部は反省すべきだ」などといった批判の声が上がった。(編集担当:村山健二)