病気のサインは夢に現れる「攻撃する夢:アルツハイマーの初期兆候かも」

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私たちが毎晩見ている夢。覚えていない時もあれば、悪夢にうなされて起きることも。そんな何気なく見ている夢には、実は健康状態のヒントが含まれているそう。

フランスの健康情報サイト『TopSante』のジャーナリスト、キャサリン・コルドニエ氏が、夢に現れる健康状態のヒントを紹介します。

人は一般的に毎晩4〜6回夢を見ると言われていますが、忘れてしまうことが多く、夢を覚えているのは週に3〜4回ほど。目覚める過程で夢を忘れてしまうのがほとんどですが、もし幻覚に捕われたような悪夢をよく見る場合、病気が潜んでいないか、かかりつけの医師に相談したほうが良いそう。

まず、悪夢を見る原因として考えられるのが、高血圧の治療に使われるβ遮断薬の副作用。β遮断薬が脳に影響を及ぼし、悪夢などの副作用を引き起こすことがあるそう。さらに不整脈が原因で悪夢を見ることもあり、最近のオランダの研究から、不整脈を患っている人は、血液中の酸素不足が原因で健康な人の3倍悪夢を見ていることが分かっています。

また、何かに攻撃されるような夢をしょっちゅう見る場合は、注意が必要だそう。というのも、アルツハイマーやパーキンソン病などの変性疾患の初期兆候の場合があり、イギリスの睡眠医療の専門家ニコラス・オスクロフト医師によると、「病気が発症するまでの10年間に、現れ得る前兆」としています。

なお、前日の夜に食べ過ぎたり、部屋が暑いときも、夢をたくさん見たり、早朝に目覚めてしまう原因になり、睡眠の妨げになります。悪夢は必ずしも病気が原因ではありませんが、気にかかる点がある場合は、早めに検診の検診がおすすめです!

参考:Ce que nos reves revelent de notre sante
http://www.topsante.com/forme-et-bien-etre/detente/mieux-dormir/ce-que-nos-reves-revelent-de-notre-sante-47175