中国メディア・環球網は23日、新作映画の宣伝のために米国を訪れた俳優、ジャッキー・チェン(成龍)がインタビューを受けた際に「どこかの国で大津波や大地震が起きたらいいのに」と不適当な発言を行ったと報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供。10月7日、マカオで開催された「第10回Huading Awards」に出席したジャッキー・チェン)

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 中国メディア・環球網は23日、新作映画の宣伝のために米国を訪れた俳優、ジャッキー・チェン(成龍)がインタビューを受けた際に「どこかの国で大津波や大地震が起きたらいいのに」と不適当な発言をしたと報じた。

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 記事は本人が監督を務め、主演した中国映画「ライジング・ドラゴン」(原題は「十二生肖」)の北米ロードショーの宣伝のためにカリフォルニア州を訪れたジャッキーが、中米関係についてメディアから質問を受けた際に「不適切かもしれないが、どこかの国で大津波や大地震のような災害が発生したらいいのにと思うことがある」と発言したと伝えた。  ジャッキーはこの発言後、すぐさま「災害が起きると全世界がただちに被災国を支援してくれてうれしいから」、「津波や地震がなければ、政治がやって来る。互いに攻撃し合うのを見るのは嫌いだ」と言葉を補ったが、記事は「ひとびとをさらに驚かせた」と説明した。

 記事はまた、ジャッキーの「失言」は今回が初めてではなく、今年1月には「米国は世界最大の汚職国家」と発言して物議をかもしたことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(写真は「CNSPHOTO」提供。10月7日、マカオで開催された「第10回Huading Awards」に出席したジャッキー・チェン)