ネット証券の利用者は投信の積立を好む傾向。NISAでも同様か…!?
英国で普及しているISAを手本として、今年の年末で終了する証券優遇税制に代わる市場活性化策として打ち出されたのが日本版ISAこと、「NISA(少額投資非課税制度)」である。金融界がこぞってPRに注力しており、その名称自体の認知度は日増しに高まっている。しかし、制度の中身自体をどれだけの人が理解しているのかについては、まだまだ大きな疑問符が付きそうだ。それはさておき、当連載の最終回において、まずは冒頭できちんと結論を述べておこう。NISA口座のメリットを最大限に生かしたいなら、ローコストで選択肢もそろったネット証券を選ぶのが正解である!


当然ながら、短期、中期、長期のいずれのスタンスで臨むのかは、個々の投資家の自由裁量だ。そして、NISAにおいて肝心なのは、個人投資家が同制度をきっかけに投資に目覚めること。カブドットコム証券が発表したキャンペーンも、それを狙ってのものだろう。

2014年1月6日〜同年12月25日まで、NISA口座における国内株式の買付手数料を無料化することを決めたのだ。同社営業本部営業推進部の社本基宏さんはその意図に関して次のように答える。

「手数料がかからないのであれば、まずは試しにやってみようと考える新規のお客様も少なくないのではないかと考えました。そして、税金がかからないNISAのメリットを投資家が体感できれば、弾みがついて投資への関心がさらに高まることも期待できそうです。口座開設で現金を進呈するというキャンペーンだけではなく、キャンペーンが実際にNISA口座で投資を始めてもらいやすい環境づくりに役立てればと考えています」

カブドットコム証券は株式のみならず、投信によるNISA口座の利用も積極的に提案する方針のようだ。社本さん自身、投信ストラテジストの肩書も持つ通り、その道のプロフェッショナルである。

「ネット証券のお客様は投信への積立投資を選択されるケースが多く、NISAもそういった利用が向いているのではないかと思います。年間100万円という枠を使い切る意味でも、投信のほうが適しているといえるかもしれません。とはいえ、当社ならプチ株(単元未満株)も取引できるので、株式でも枠をフル活用できます」(社本さん)

強いて弱点を挙げるとすれば、それはプチ株が前述の買い付け手数料無料化キャンペーンの対象外であることだ。単元未満株の取り扱いは証券会社側が重い負担を負うことになるので、それはやむをえないかもしれない。

カブドットコム証券のNISAポイント! 株、投信ともに積立サービスが充実

株式を単元未満で買える「プチ株」サービスは買い付け手数料がかかるが、積立で設定すれば、2回目以降、回数に応じて手数料が割り引かれる。たとえば、2万円の株を買った場合は初回に105円がかかるが、6回目以降は半額の52円まで下がるのがうれしい。NISAのキャンペーンに適用されて、買い付け手数料が無料になることが将来あるかも?

キャンペーン NISA口座の株式買付料が無料に

口座開設者は500円をもらえることに加えて、株の買付手数料が0円になる。さらに、「NISA割」として、ほかの金融商品を購入する際も1%の割引が適用されるうれしい特典もアリ。500円プレゼントは2014年3月31日まで、買付手数料無料は同年12月25日まで実施する予定となっている。

※キャンペーン情報などは特に注記のない限り8月末時点のもの。最新の情報はHPで確認を。

社本基宏(MOTOHIRO SHAMOTO)
カブドットコム証券営業本部 営業推進部



この記事は「WEBネットマネー2013年11月号」に掲載されたものです。