バリ人のタクシー運転手。ジャワから出稼ぎにくる運転手も多い(本文と関係ありません)【撮影/アピ・マガジン編集部】

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バリ島の日本語フリーペーパー「アピ・マガジン」のアラサー女性編集者たちがリレー形式で、リアルなバリの今をレポートします。バリに住んでいると、バリ人男性と日本人女性の夫婦やカップルの情報が自然と耳に入ってくるという。日本人女性はなぜバリ人男性にモテるのか? そして、最近その状況が変わってきた理由は? バリ在住1年のコロさんによる分析です。

 バリ島に住んでいると、タクシーに乗る度に運転手から「どこに住んでいるの?」「結婚しているの?」「恋人はいる?」「バリ人は好き?」「バリ人の恋人を探してる?」というお決まりの質問攻めに遭う。うっかり「独身彼氏ナシ」などと言ってしまうと、連絡先を聞かれたり、家に遊びに来いと言われたり、挙げ句の果てに求婚までされることも。そう、バリでは日本人女性はとにかくモテるのだ。

「何で日本人が好きなの?」と聞くと、「可愛い(チャンティック)」「(肌が)白い(プティ)」としか答えない。こんな条件だけなら韓国人でも中国人でもインドネシア人でもいそうなのに、と住み始めた頃は思っていた。もちろんお金を持っているというのが前提だとしても……。しかし滞在が長くなるにつれて、日本人ブランドがなぜ好まれるのかだんだんとわかってきた。

日本人女性、バリ島で恋をする

 ある日タクシーに乗車した時のこと。私が日本人だとわかると、いつものように会話がはずみだした。「僕は日本人の彼女がいるんだ。すごく好きで結婚したいんだけど、彼女は日本で働いているから」。なんと3カ月に一度、彼女(28歳)がバリ島に会いにきてくれるという。

 フライトだけで7時間の遠距離恋愛、彼女が彼に会うためには働かないといけない。仕事をしていると休みが取れないから数カ月に一度しか会えない。必死に働いて足繁くバリ島へ通う日本人の彼女を想うと、けなげだなと感じる。と同時に、尽くしまくる彼女にあきれてしまった。というのも、彼が運転しているタクシーは、彼女に買ってもらったものだと聞いたから。

 バリの男にとって車と家はステータスの象徴だ。その車が手に入るのだったらそれだけで、日本人女性と付き合うのはメリットがある。彼女は「彼に仕事をしてほしい」という切実な思いでプレゼントしたものかもしれない。傍から見ると、貢いでいるようにしか見えないのだが、それは本人のみぞ知るところだ。

 恋愛が高じてバリ島に移住を決めた日本人女性(30歳)もいる。出逢いは大学の卒業旅行。バリ島の海で遊んでいた時、マリンスポーツのインストラクター と仲良くなった。日本へ帰国後、再度バリ島へひとりで遊びに。そのときに再会。彼のバイクの後ろに乗っていろんな所へ一緒に行くうちに、お互い惹かれ合 い、以来8年間バリ島と日本の遠距離恋愛を続けていたという。

 出会った当時はFacebookもLINEもない時代。たまにかける国際電話で気持ちを確かめあっていたという。その電話料金たるやひと月ン万円というから愛の力はスゴい。

 結婚を意識し始めた頃に、両親に打ち明けたが大反対。バリ島へ仕事をしに行くという大義名分を立てるために、現地のホテルに就職を決めて2年前に移住。もちろんすぐに結婚とはいかず、両親の説得を経てようやく来春に式を挙げるそうだ。

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