均一価格クラフトビール専門店「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット)」が、3店舗目を10月10日淡路町にオープン。 日本のビール文化向上のための事業展開にも注目!

10月10日、外堀通り沿いの角地にクラフトビール専門店「CRAFT BEER MARKET 淡路町店(クラフトビアマーケット)」(ステディワークス、代表:田中徹氏)がオープン。淡路町店は、虎ノ門店、神保町店に次いで3店舗目の出店となる。「クラフトビアマーケット」最大の特徴は、グラス1杯(250ml)480円、パイント780円の均一価格での提供スタイル。これまで高級感のあったクラフトビールを手軽に楽しめるようにと提案した均一価格は、これまで多くのビールファンを増やして来た。

“かっこよく立ち飲める店”を内装コンセプトに掲げた店内は、50席のうち28席をスタンディング席に。入口すぐに設けた30タップのビアサーバーカウンターと、その対面にあるダイニングテーブルをスタンディング席として開放することで、1人でふらりと来る客や、2、3軒目に軽く飲む客を吸収する。また特徴的なのは、樽を冷やしておくプレハブの冷蔵庫だ。これまでバックヤードに置かれることの多かった冷蔵庫を客席に設け、さらには中が見えるよう全面ガラス張りにすることでライブ感を演出。普段あまり見る機会のない各ブルワリーの樽や、ラインを通ってタップにつながる構造までも見て楽しめるようになっている。

常時30種類を用意するクラフトビールは、樽替わりで入れ替えるため内容が頻繁に変わる。ビールは、各店店長の好みや常連客からのリクエストに応える形で発注する。このことにより、店舗ごとのカラーが出る他、店舗間での棲み分けができている。例えば虎ノ門店は、外国人利用客や40代以上の男性が主客層のため、アメリカンIPAやヴァイツェンなどが中心に揃う。一方で神保町店は年齢層が若く女性客が多いため、フルーツビールや海外ビールを多くメニューに取り入れている。ブルワリーとのつながりが広がったことで、最近では付き合いのあるブルワリーとの協力でオリジナルビールを作り、定期的にメニュー化。「年末には超苦いIPAを新作ビールとして提供しますよ」と田中氏は言う。

淡路町店のフードの看板はクラフトピッツァ。生地から自家製するピッツァは18種類を用意し、うち6種類は「マルゲリータ」(S800円、L1300円)、「ビスマルク」(S850円、L1350円)などのスタンダードピッツァ、残り12種類がしらすとアミエビを乗せた「しらす&アミエビ」(S950円、L1450円)、キムチと万能ねぎの「キムチ!」(S950円、L1450円)などの自由なスタイルで創作したピッツァを揃える。その他の一品メニューは、他店舗でも人気の「IPAに合う春菊サラダ」(650円)、「田舎風レバーパテ」(650円)などの他、ラタトゥイユに目玉焼きを乗せトリュフをかけた「下町セレブの目玉焼き」(1300円)など淡路町店だけのメニューも用意。「メニューもクラフトビール同様、各店舗の料理長の色を出した内容にしています。神保町はフレンチシェフ、淡路町はイタリアンシェフと料理長の得意分野を形にしていますね」(田中氏)。

淡路町店では、ビールとピッツァのテイクアウトを開始。近隣で働くサラリーマンが仕事帰りにビールを、近隣住民が夕食にピッツァをオーダーすることが多く、テイクアウトニーズも高いという。

3店鋪に拡大した同社の理念は「日本のビール文化の向上に貢献し、関わるすべての人に活力を与える企業」であること。そのための今後は店鋪展開のみならず、ビール×音楽を提案するフェス開催、ブルワリーの立ち上げなども計画中だという。「来春には商業施設への出店が決まっています。店鋪展開としては、再来年の春までに8店鋪を目指しています」と田中氏。クラフトビール専門店の経営から、イベント開催まで幅広い事業展開を考える同社から目が離せない。