ナイキのリストバンド型デバイス「Nike+ FuelBand SE」国内展開をスタート

写真拡大

 ナイキが10月21日、「Nike+ FuelBand SE(ナイキプラス フューエルバンド エスイー)」の国内発表会を渋谷で開催した。「Nike+ FuelBand SE」は、ナイキ独自の運動量を測る単位「NikeFuel」でユーザーの運動量を集計して表示するリストバンド型デバイス。前モデルは2012年に登場したが日本では正式に販売されておらず、今回が初上陸となる。

最先端デジタルイノベーション初上陸の画像を拡大

 性別や体型に基づいて測定されるカロリーとは異なり、「Nike+ FuelBand SE」は起床から睡眠中まで1日の動きを一環した単位「NikeFuel」で記録し、各々の体型などに関わらず同じ活動を同じポイントとして一定に加算。手首の動きによって活動量が変化するという仕組みで、その日の活動の目標や獲得したい「NikeFuel」の量を設定すると、目標達成に近付くにつれてリストバンドのLEDライトが赤から緑に変わる。

 前モデルのユーザー数は2,000万人にのぼるといい、新型では耐水性や着脱性、ボタンを2度押すだけですぐに時間が確認できるといった機能面を向上させ、1日の動きをより正確に測定できるようにその算出方法(アルゴリズム)に微調整を加えた。発表会に出席したナイキ本社のデジタルスポーツ担当副社長のステファン・オランダーは、「私たちはNike+プラットフォームの革新を続け、消費者に最高のエクスペリエンスを、また全てのレベルのアスリートにモチベーションと刺激を提供する」と説明。「Nike+ FuelBand SE」は活動量計をiPhoneアプリなどに記録することができ、シェア機能も強化して「ユーザーが毎日のゴールを設定・達成できるような豊かなエクスペリエンスを提供していく」という。

 発表会にはフィギュアスケートの安藤美姫とボクシングの内山高志、元陸上競技選手の為末大がゲストとして参加し、アスリートの視点から「Nike+ FuelBand SE」の魅力についてトークセッションを行った。「Nike+ FuelBand SE」はクラシックなブラックに加えて、ボルトとピンクフォイル、トータルクリムゾンの計4色を揃え、11月6日から日本とアメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツの店頭とnike.comで展開。国内では一般発売に先駆けて、10月25日にはNike HarajukuとNike Osaka Running、Nike Fukuoka、ナイキストア吉祥寺で店頭予約の受付を開始する(予定数に達し次第終了)。価格は各1万5,750円(税込)。