<日本オープンゴルフ選手権競技 最終日◇21日◇茨城ゴルフ倶楽部・東コース(7,320ヤード・パー71)>
 最終日の悪天候により、史上3度目となる予備日を使用して月曜日に決着が持ち越された国内男子メジャー「日本オープン」。5日間にわたる戦いの末、首位と3打差の2位からスタートした小林正則が6バーディ・2ボギーの“67”で回りトータル10アンダーで逆転優勝を果たした。小林はツアー通算3勝目。メジャータイトルは初の獲得となる。
小田孔明、失速2位…流れを失った7番ホール
 首位スタートの小田孔明が序盤でつまづく中、2番で約6メートルを放り込んでバーディが先行。その後3番、5番と共に3パットのボギーを叩き後退するも、7番では約6メートルのバーディパットを決めて珍しく激しいガッツポーズを作った。続く8番もバーディとしてついに小田をとらえると、後半10番のバーディで逆転。終わってみれば3打差をつけて日本一の栄冠にたどりついた。
 2打差をつけて迎えた最終18番ホール。右のラフからのセカンドは無理をする必要はなかったが「気が付いたら3番アイアンを持っていた」と果敢に2オンを狙った。グリーン左手前には池。ボギーを叩けば逆転を許す可能性もあった。それでも「今まで守って勝ったことはない。行くしかない」。ボールは花道を転がって2オンに成功。最後まで攻めの姿勢を持ち続けたことが勝因だった。
 躍進のきっかけとなったのは、夏場の欧州ツアー遠征だ。「ウェールズ・オープン」では初日に“88”を打って予選落ち。続く「オメガヨーロピアンマスターズ」でもカットラインにかすりもせず予選落ちを喫した。コースの難易度、選手の質、あまりのレベルの違いに衝撃を受けて帰国。だが、持ち帰ったのは悔しさだけではなかった。欧州ツアー選手の多くが採用しているクロスハンドグリップのパッティングスタイルへの変更を決意したのもこの欧州遠征。この日もしびれるパットを、独特のスタイルで次々とねじ込んで終盤はスキを見せなかった。
 日本の5年シードも獲得し、これからは日本の賞金額を気にすることなく海外ツアーへの挑戦も可能となる。「まだ40歳手前だし、ヨーロッパでやってみたい気持ちはあるし、挑戦したい。プロゴルファーとして出不精になってはダメ。試合がある所に挑戦していく」。今年の7月31日には入籍し1月には結婚式も控えているが、小林の視線はすでに海外に向いている。
 「あんまり家あけると怒られちゃうかな…」。新妻・麻理子さんには少しの間2人の時間が減ることをガマンしてもらう必要がありそうだ。
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