日本株投信は毎月分配型、通貨選択型が売れている
アベノミクス相場や米国の景気回復とともに、投信の売れ行きにも変化が表れているという。ファンドアナリストの篠田尚子さんに最新動向を聞いた。


一方、目先は踊り場を迎えているとはいえ、日本株投信を買う動きも衰えてはいないようだ。ただし、「純粋に日本株の値上がり益だけを追求する投信よりも『野村日本ブランド株投資』のように、ブラジルレアルやトルコリラなどの通貨を選択し、これらの通貨と株式運用通貨との金利差も取れる通貨選択型日本株投信のほうが人気は高いようです」と篠田さんは指摘する。

実際、リッパー・ジャパンがランキングした下の「アベノミクス効果で人気の投信ベスト10」を見ると、1位から6位までは通貨選択型をはじめとする毎月分配型の日本株投信が並んでいる。

アベノミクス効果への期待はあるものの、日本株が順調に上がり続けるかどうかは半信半疑とみている投資家が意外に多いのかもしれない。

いずれにしても、日米の株価上昇とともに投信の新規設定や資金流入は拡大中だ。純資産総額は5年ぶりに60兆円を超え、追加型株式投信は過去最多の約4000本に達している。数ある投信の中からどれを選べばいいのか。次回以降で詳しく解説しよう。



アベノミクス効果で人気の投信ベスト10

1位 野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型
運用会社名:野村アセットマネジメント
設定日:2009年4月23日
カテゴリー:国内株式
基準価格:8389円
7月末・純資産総額:3812億7300万円
2013年純設定合計額:2850億5300万円
3ヶ月騰落率:−13.70%
年初来騰落率:32.21%
1年騰落率:65.85%
販売手数料:3.00%
信託報酬:0.88%
信託財産留保額:0.30%

2位 JPMザ・ジャパン
運用会社名:JPモルガン・アセット・マネジメント
設定日:1999年12月15日
カテゴリー:国内株式
基準価格:4万3374円
7月末・純資産総額:1920億3800万円
2013年純設定合計額:1113億3000万円
3ヶ月騰落率:−14.19%
年初来騰落率:62.58%
1年騰落率:110.14%
販売手数料:3.00%
信託報酬:1.70%
信託財産留保額:―

3位 野村日本ブランド株投資(トルコリラコース)毎月分配型
運用会社名:野村アセットマネジメント
設定日:2009年4月23日
カテゴリー:国内株式
基準価格:8288円
7月末・純資産総額:882億1400万円
2013年純設定合計額:739億700万円
3ヶ月騰落率:−8.72%
年初来騰落率:37.32%
1年騰落率:75.99%
販売手数料:3.00%
信託報酬:0.88%
信託財産留保額:0.30%

4位 野村通貨選択日本株投信(米ドルコース)年2回決算型
運用会社名:野村アセットマネジメント
設定日:2013年6月27日
カテゴリー:国内株式
基準価格:1万18円
7月末・純資産総額:622億3900万円
2013年純設定合計額:646億9500万円
3ヶ月騰落率:―
年初来騰落率:―
1年騰落率:―
販売手数料:3.00%
信託報酬:0.59%
信託財産留保額:0.30%

5位 DIAM新興企業日本株ファンド
運用会社名:DIAMアセットマネジメント
設定日:2013年5月21日
カテゴリー:国内株式
基準価格:1万円
7月末・純資産総額:606億1500万円
2013年純設定合計額:626億9700万円
3ヶ月騰落率:―
年初来騰落率:―
1年騰落率:―
販売手数料:3.00%
信託報酬:1.58%
信託財産留保額:0.30%

6位 野村リアルグロース・オープン
運用会社名:野村アセットマネジメント
設定日:2003年10月30日
カテゴリー:国内株式
基準価格:1万3032円
7月末・純資産総額:650億2200万円
2013年純設定合計額:607億8300万円
3ヶ月騰落率:−5.25%
年初来騰落率:40.49%
1年騰落率:63.41%
販売手数料:3.00%
信託報酬:1.50%
信託財産留保額:0.30%

7位 野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)年2回決算型