40歳のジャニーズJr.佐野瑞樹...平本淳也が解説

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40歳のジュニアが誕生したということでネットを中心にオカシナ騒ぎとなっているが、それほど驚くことではないだろう。当の本人からすれば30歳を超えた時点で前人未到の快挙(!?)を必然的になし、そのまま歌手としてのデビューがなく今に至って40代に突入したというだけのことだ。

「ジャニーズ・ジュニア」という「タレント」

そのご本人は佐野瑞樹、9月26日で40歳になった現役のジャニーズジュニアである。一般世間に馴染みは薄いだろうが、ジャニーズファンなら誰でも知っている名前であり、光GENJIの時代から今に至るまで列記としたジャニーズのタレントで、ジュニア歴22年というご長命だ。

たまに「佐野ってまだいたの!?」みたいな会話をしていたので「ああ、まだ頑張っているんだなぁ〜」という具合のジャニーズ界隈。そんな我々と違って世間が驚く理由は「ジュニア」という位置づけの認識からもあるでしょう。よく勘違いされるが、ジュニアというのは「タレント候補生」ではない。「ジャニーズ・ジュニア」という「タレント」に値する存在なのだ。

研究生や研修生、候補生という位置づけでの解釈なら、これまた随分と長い「生徒生活」になる。だが、ジャニーズには、グループやユニットでの「歌手デビュー組」とそれを目指す「ジュニア」といった上下体制が古くからあるので、その仕来りからすれば、佐野はジュニアであり、簡単に言えば、歌手でなければジュニアなのである。

ジャニーズには一般的なタレントや俳優といったカテゴリーがなく、そういった分類がされていないだけのことで歌手以外は総じてジュニアとして呼称しているだけ。但し、一度デビューしていれば現役で歌っていなくても歌手扱いだ。その点では元光GENJIの内海光司が最年長だろう。

そもそも「40歳ジュニア」といっても佐野は立派な俳優であり、後輩のバックで踊っているような立場ではない。というより、ジュニアのイメージで先行させると「40歳になってもアイドルを目指して後ろで踊っている!」ということの驚きもあるのだろう。だが、実際はそうではなく、歌手としてデビューはしていないが、ジャニーズ事務所に所属するタレント、俳優として活動をしているということなのだ。

あまり知られていないが「ジャニーズ・シニア」(ジャニーズSr.)というジュニアの中で年長者が集められたグループが存在した時期もあった。当時は、現在のV6坂本と長野、井ノ原のほかこの佐野瑞樹も加入していた。

また佐野以外にも町田慎吾(32)、風間俊介(30歳)、屋良朝幸(30歳)、生田斗真(28歳)、長谷川純(27歳)といった歌手としてデビューこそしていない燻し銀の面々が揃い、歌手以外の分野で活動を幅広くこなしているのが現在のジャニーズなのだ。

ジャニーズも時代とともに変わっているのだ。あくまで「アイドル」だった80年代から芸を磨いた90年代へとつながり、2000年に突入するとアイドルがアーティストに変化していった。それまでは20代での解散が主だったグループ形式も今となっては解散する理由もなくなり、シブがき隊、光GENJI以降は「解散」をうたったイベントは開催されていない。

ジャニーズも全体的に底上げされている印象もあるが、グループに解散する理由がないならば、ジュニアにも辞める理由はないだろう。それが今回のポイントだ。

ちなみに、ジュニアがジャニーズを辞める時は「歳を感じて将来への不安」のため、10代、もしくは20歳そこそこで引退を決意するのが普通だが、歌手デビューできなくても相応の仕事があれば、ジャニーズに残って生きるのも選択肢もありだ。

佐野や風間に生田ら俳優組や屋良のようにダンスの講師や振り付けなど、アイドルでなくても業界の各トップで活躍できるのも、またさすがのジャニーズだ。とまれ、このまま続けば、50歳ジュニアにも還暦ジュニアにも出会えるときがきっと来るのだろう。

「帰ってきたカルチャースタァ☆平本淳也」


Profile●ジャニーズ出身の実業家、作家、投資家。10歳でジャニーズ事務所から芸能界入り、30歳過ぎまでアイドルを続け、現在もテレビや雑誌で活躍を続けるなか、月間100万アクセスを獲るカリスマブロガーとしても知られる。22歳のときに物書きデビューして以来、34冊の書籍を発表。http://ameblo.jp/junya-hiramoto/

Written by 平本淳也/日刊ナックルズ

Photo by JOHNNYS' Worldの感謝祭 in TOKYO DOME/ポニーキャニオン