中国都市別幸福度ランキング(中国公共経済研究会及び国家行政学院経済学部連合発表)

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湖南省の中南大学大学院在籍中に邱永漢氏と出会い、卒業を待たず、2005年から氏が亡くなる2012年5月16日まで秘書として中国ビジネスと中国株を直接学んだ上田尾さん。安徽省合肥から深センに移り住んだ上田尾さんが考える、「深セン」VS「合肥」の暮らしやすさは?

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 地方都市安徽省合肥で夢破れ、新たなチャンスを求めて深センに来た私ですが、けっして中国の地方都市が駄目ということではありません。地方都市にはまだまだたくさんのビジネスチャンスが残っているのは確かです。ただ今の私に巡ってきた仕事がたまたま大都市の深センだっただけで、地方都市を否定しているわけではありません。合肥はとても面白い場所なので、もちろんリベンジも考えています。

 いま私が住んでいる深センと合肥を比べると、日本人の私にとっては圧倒的に深センのほうが暮らしやすいのですが、2012年の「中国幸福都市」の結果を見てみると、なんと合肥が1位で深センは14位という結果になっています(下表参照)。

「中国でいちばん幸せな町」からベストテンにも入らない深センに引っ越して来た私はいったい何を考えているのでしょうか。

 なぜ合肥が1位で深センが下位なのか? この2都市に家族を連れて住んだ日本人はそんなにいないと思うので、今回は日本人から見た中国の地方都市と大都市の違いをお伝えしようと思います。

生活するには合肥がかなり楽

 まずは、2011年に人力資源社会保障庁が発表した深センと合肥の平均給料は、「深セン4595元(約7万3000円)」「合肥3786元(約6万円)」となっています。金額的には深センのほうが合肥を大きく上回っていますが、物価の高い深センではこの給料での生活はかなり大変だと思います。

 例えば家賃ですが、以前私が合肥で住んでいたマンションは約100平米の広さで1カ月2100元(約3万3000円)。家賃が安かったのである程度のことは我慢できました。

 しかし深センの今住んでいるマンションは、70平米ほどで7000元(約11万円)もします。その割に立地も品質も普通ですから、この値段はちょっと納得いきません。また多くの人が頻繁に利用するタクシーでも、合肥は「初乗り8元(2.5kmまで)、1.5元/km」、深センは「初乗り10元(2.0kmまで)、2.4元/km」なので、かなりの差があります。

 我々外国人のように平均給与よりも所得が多ければ、多少物価が高くてもなんでも揃う深センのほうが断然住みやすいのですが、ふつうの中国のサラリーマンからするとちょっと苦しいと思います。収入に対する物価から比較すると、生活をするには合肥のほうが経済的にはかなり楽になります。

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