47年ぶりのウルトラマン(古谷敏)と、桜井浩子(写真左)と黒部進(写真右)の超貴重な3ショット!

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現在開催中の第26回東京国際映画祭。開催初日の10月17日には国内外の豪華ゲストがグリーンカーペットを闊歩するなど、華やかなオープニングを迎えた。そんななか、会場でひときわ異彩を放っていたのが“ウルトラ怪獣”たちのカーペット大行進だ。東京国際映画祭と創立50周年を迎えた円谷プロダクションのコラボレーション企画の一環として行われたこの大行進に続き、10月18日に“『ウルトラマン』HD Remaster2.0上映会&トークショー”がTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。1966年に放送を開始した初代「ウルトラマン」でハヤタ隊員を演じた黒部進、同作のフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子、そしてスーツアクターとしてウルトラマンを演じた古谷敏が登壇し、ファン垂涎のトークを披露した。

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印象に残っている出来事を聞かれた黒部は、「撮影がとにかく大変だった。朝早くて、夜遅くて、弁当がまずくて…(笑)」と当時の不満を明かしたが、「ウルトラマンは夢も希望もロマンも与え続けた。当時の気持ちを忘れることができない人たちが、こうして今日も集まったくれた」と感激。これを受け、古谷はウルトラマンが愛され続ける理由について、「画面の中に涙が、汗が、夢が詰まったいた。それが画面から観ている人に伝わったのでは。ヒーローというものがすべてが、スタッフの魂が詰まっていた」と熱いコメントで会場を沸かせた。

イベントでは、10月25日(金)に「II」が発売となる『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOXから選りすぐりのエピソードが上映された。HDリマスター化された第13話「オイルSOS」、第19話「悪魔はふたたび」、最終話「さらばウルトラマン」の3作品が観客の前で披露。途中には円谷プロダクション代表取締役社長の大岡新一が登壇し、各作品に解説を加え、当時の現場の様子を伝えてくれた。古谷の言葉に触発されたという大岡社長は、「当時、スタッフたちは疲弊しきっていた。全身全霊をかけて、すべての出演者スタッフがやりとげるんだという使命感を背負っていたのかもしれません。ウルトラマンはヒーローだけど、それを作り上げたスタッフたちが、僕にとっては真のヒーローなんだと思います」と当時のスタッフに労いの言葉を捧げた。

そして、本イベントの終盤には、黒部の変身ポーズ〜古谷演じるウルトラマンの登場という何とも贅沢な演出が。これには会場もヒートアップし、この日一番の拍手で“47年ぶりのウルトラマン”を迎え入れた。最後に「20歳に戻ったような気分。今日は本当に楽しかった!」と挨拶した桜井が音頭をとり、みんなで「さようなら、ウルトラマ〜ン」を合唱。大団円のまま、ゲストが登壇したトークショーを終えた。

なお、10月20日(日)には「ウルトラマンギンガショー」が、10月24日(木)にはシンポジウム「Kaijuの原点、怪獣とは?」が開催されるなど、イベントが盛りだくさん。他の映画祭ではなかなか体験することのできない東京国際映画祭×円谷プロダクションの企画をぜひ楽しんでみてはいかがだろうか。【取材・文/トライワークス】