『ブリングリング』の舞台挨拶に登壇したソフィア・コッポラ監督。「初めてTIFFに来られて嬉しい」と挨拶

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第76回アカデミー脚本賞に輝いた『ロスト・イン・トランスレーション』(03)や第67回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得した『SOMEWHERE』(10)など、作品を発表するたびに注目を集めるソフィア・コッポラの最新監督作『ブリングリング』(12月14日公開)。10日18日、現在開催中の第26回東京国際映画祭で本作のジャパンプレミアが開催され、舞台挨拶にソフィア・コッポラが登壇。会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズに集まった観客300人以上を、トークで大いに楽しませた。

【写真を見る】「パリス・ヒルトンの自宅でも撮影したので注目して」とアピールするソフィア・コッポラ

10月17日に開催されたグリーンカーペットでは、シンプルなパンツスタイルに身を包んだコッポラ。この日も白のシャツと黒のパンツというスタイリッシュな出で立ちで登場した。開口一番「初めて東京国際映画祭に来られて本当にうれしい。みなさんの長年のサポートには感謝しているわ」と観客へ思いを表現。そして、「父(フランシス・フォード・コッポラ)と歩いた昨日のカーペットはエキサイティングだった」とソフィア自身も映画祭を楽しんでいる様子だった。

パリス・ヒルトンらセレブの豪邸を襲った実在のティーン窃盗団“ブリングリング”を題材に物語を構築した本作。この題材を選んだ理由について「初めてこの事件のニュースを聞いた時は、極端な話だなと思った。ここまでの事件は私の時代にはなかったので、まさにコンテンポラリーな課題だと。若者のカルチャー、私の育った時代との違い…。そこを表現したかった」と語った。

ハリウッドセレブに憧れる若者窃盗団をエマ・ワトソンらフレッシュな役者たちが好演している。そのエマについて、「正直言って、彼女を使うことは考えていなかった」と明かした後、「でも、実際、彼女に会ってみると意外なほど熱心。この映画はロサンゼルスが舞台だから、カリフォルニアのアクセントを必死にマスターしてくれた。…変身したんです。エマの変身ぶりには驚いた」という秘話を披露してくれた。

最後にソフィアは「パリス・ヒルトンの自宅でも撮影したので、そのシーンに注目してほしい。この場に来てくれて本当にありがとう」と観客に何度も感謝を表し、貴重なファンとの交流の場を盛り上げ、舞台挨拶を終えた。【取材・文/トライワークス】