<日本オープンゴルフ選手権競技 初日◇17日◇茨城ゴルフ倶楽部・東コース(7,320ヤード・パー71)>
 日本ツアー最高峰の舞台である「日本オープン」は、選手の技を最大限に引き出すことを目的に例年優勝スコアがイーブンパーとなるようにセッティングされる。しかし、今大会初日にアンダーパーのスコアをマークした選手は26名。那覇GCで開催された昨年大会がアンダーパーが0人だったことから比べると、通常のメジャーとは少し異なる印象の幕開けとなった。
冠水、倒木…台風26号被害も迅速な対応でコース復旧
 スコアが出ている理由はいくつかある。台風26号の直撃を受けて前日にコースに多くの雨が降ったことで地面が柔らかくなりグリーンはボールを止めやすいコンディション。さらに、この日は風も穏やかで絶好のゴルフ日和となった天候も好スコアを後押しした。3アンダー4位タイにつけた薗田峻輔は、「フェアウェイも広めだし風もない。ラフから打ってもグリーンに止まるので、この2日間くらいはスコアは出そう」とコンディションがスコアを後押しした理由を口にした。
 セッティングもスコアが出ている要因の一つだ。7,320ヤード・パー71と距離はあるものの、ラフの刈り高は80ミリ〜100ミリと例年よりも短め。フェアウェイ幅も例年に比べ広めにとられており、コースを広く使って攻略することが可能となっている。コンセプトは“コースの良さ、選手の良さ、ゴルフの楽しさを伝えるセッティング”。いたずらに難しくするのではなく、選手に攻略ルートを考えさせてゴルフ本来の姿を浮き彫りにする狙いが見て取れる。
 3アンダー3位タイの宮本勝昌は「フェアウェイを広くしてくれて、ラフに入ると難しくなるというナイスショットとミスショットの差をつけてくれる本当に素晴らしいセッティング」と今回のセッティングを絶賛。昨年の那覇GC大会は優勝スコアが8オーバーという消耗戦となったが、ナイスショットが報われないハード過ぎるセッティングに選手から不満の声が上がっていただけに、5アンダーで回った片山晋呉も「タフだしフェア。ここ何年かの日本オープンで一番」と話すなど今回のフェアなセッティングを評価する声も多い。
 しかし、一方でギャラリーなどからはラフが短くバーディが出る展開は「日本オープン」らしくないという声も聞こえてくる。ピンポジション、グリーンの仕上げ方によってはまだまだ難しくする余地のあるコースなだけに、残り3日間はどんなセッティングに仕上げてくるかも注目が集まる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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