決算:3月
海外売上高比率は80%もあり、国内の伸び悩みを埋めてお釣りがくる水準。北米だけでなくブラジルなど新興国でも人気だ。

日野自動車(東1・7205)
1332円(1000株)
配当利回り:2.25%
PER:12.7倍
PBR:2.89倍
決算:3月
トヨタ系トラック大手で、中小型車が得意。復興需要で国内販売は高水準にあり、海外も好調。厳しいリストラ後で、利益が出やすい。

フランスベッドホールディングス(東1・7840)
196円(1000株)
配当利回り:2.29%
PER:30.1倍
PBR:1.21倍
決算:3月
介護用ベッドが息の長い成長トレンドに乗っている。今後、団塊世代に介護が必要になると、市場がさらに拡大するのは確実だ。

丸紅(東1・8002)
751円(1000株)
配当利回り:3.32%
PER:6.2倍
PBR:1.13倍
決算:3月
大手総合商社の下位という微妙なポジションだが、最近は食料部門の強化で同業他社との路線の違いが鮮明になってきた。

ファミリーマート(東1・8028)
4150円(100株)
配当利回り:2.45%
PER:18.0倍
PBR:1.69倍
決算:2月
コンビニ3位。2000億円超の利益剰余金と有利子負債ゼロの超堅実財務だ。円高局面で株価は下値抵抗力を発揮する。

AOKIホールディングス(東1・8214)
2957円(100株)
配当利回り:2.02%
PER:13.0倍
PBR:1.21倍
決算:3月
低価格志向が一段落し、紳士服店の採算は改善へ。複合カフェ、結婚式場も収益を支える規模に育ち、連続成長の原動力になっている。

セブン銀行(東1・8410)
330円(100株)
配当利回り:2.12%
PER:18.9倍
PBR:2.85倍
決算:3月
ATM台数は国内最多。銀行業界の自行ATM削減の流れもあり、手数料収入は伸びが続きそう。長期投資なら海外展開にも期待大。

KDDI(東1・9433)
4960円(100株)
配当利回り:2.41%
PER:15.0倍
PBR:1.97倍
決算:3月
携帯電話「au」が収益の大半を稼ぐ。データ通信の伸びで通信収入も増加。12期連続増配の実績を持つ。他社買収にも意欲的だ。

ニチイ学館(東1・9792)
971円(100株)
配当利回り:2.05%
PER:15.7倍
PBR:1.16倍
決算:3月
医療事務受託、介護ともに業界トップ。介護は高齢化に加えて政府によるヘルパー増員政策も追い風となって、連続成長が濃厚だ。

※株価は2013年9月9日現在。PERは予想値、PBRは実績値。アコーディア・ゴルフ、ニフティは、10月より売買単位を100株に変更。

この記事は「WEBネットマネー2013年11月号」に掲載されたものです。