老舗子供服メーカーとして大阪・南船場に本社を置くフーセンウサギが10月15日、大阪地裁へ自己破産を申請したことが分かった。帝国データバンクによると申請時の負債は約30億円で、同日中にも破産手続き開始決定を受ける見込み。

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 1921年1月に創業したフーセンウサギは、事業会社の旧フーセンウサギを99年3月に合併して現業に変更。ベビーウェアと子供服の開発・企画・生産・販売を事業内容とし、自社ブランド「CELEC(セレク)」の展開のほか「NIKE(ナイキ)」などライセンスブランドの子供服の製造・販売を行っていた。全国の有名百貨店や有力専門店、海外に取引先を抱え、合併後の一期目にあたる2000年2月期には売上高約266億500万円を計上していた。

 近年はアパレル市況の悪化や少子化の影響もあって業績が悪化し、2006年に経営体制を刷新したほか、海外現地法人の営業停止や事業所の見直しなど大幅なリストラを実施するなど経営面の改革を図ってきたが、2013年2月期には売上高が約62億1300万円まで減少。今年になって資金繰りが急速に悪化し、先行きの見通しが立たなくなった。