ATT WarHawks傘下にある「EP Legend」 で行われたBJJセミナーでのダン・ホーンバックル。柔術も黒帯だ(C)Chad Michael Hawkins / EP Legend

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20日(日)に東京・後楽園ホールで開催される「TRIBE TOKYO FIGHT~長南亮引退興業~」。そのメインで長南亮の引退試合の対戦相手となったダン・ホーンバックル。

戦極、Bellatorを経てDEEPウェルター級王者に君臨するホーンバックルが、この一戦に向けて現在の心境を語った。

──長南亮選手の引退試合まで、あと1週間ほどになりました。今の体調を教えてください。

「最高のコンディションだね。冗談抜きで、今までのキャリアの中でも最高かもしれないよ」

──現在の練習環境は、どのようになっているのでしょうか。

「ほとんど自分のところATT WarHawksで行っているよ。周りにはUFCファイターのケニー・ローバートソンら優秀な練習パートナーもいるから、自分のジムで練習するだけで充分なんだ」

──改めて長南選手の印象を教えてください。

「何でもできるファイターだね。打撃も良いし、寝技も強い。今回のトレーニング・キャンプのメニューを組むときに、トレーナーたちと色々と話し合い、どんな事を仕掛けられても対応出来るようにしないといけないという結論に達したんだ。だから、ちょっと今回はトリッキーなキャンプだったかな」

──そのなかでも、長南選手のストロングポイントはどこだと思いますか。

「やはり完全なオールラウンド・ファイターという点に尽きるよ」

──ではダンは、長南選手に対して、どのようなアドバンテージを持っていますか。

「スピードとコンディショニング、つまりスタミナだね。それから絶対に勝つという精神力。これには絶対の自信を持っている」

──引退試合の相手に選ばれ、どのように思いましたか。

「もの凄く光栄だよ。リョー・チョーナンはこのスポーツのアイコンだからね」

──これが最後の試合という相手と戦うことで、通常の試合と比較して注意する部分はありますか。

「そこなんだ。だから『トリッキー』なキャンプだったんだよ。チョーナンにとっては最後の試合だからね。全てを賭けてくるのは判っているんだ。今までにみせた事のない動きをしてくるかもしれない。そこは本当に注意が必要だと思っているよ」

──Bellatorを離れ、LFCとDEEPで連勝をしていましたが、8月30日にカンザスシティで行われたTitan FCでデニス・ホールマンに敗れてしまいました。この試合について、日本にはほとんど伝わっていないですが、どのような試合内容だったのでしょうか。

「よく、その事を聞いてくれた。あの試合の1Rに俺の放った蹴りが急所に入ったと2回コールされて、1ポイント減点されたんだよ。そこからはキャッチアップ・ゲームになった。最終的に、それでも3人のジャッジのうち一人はドローをつけたんだから、どれだけ2Rと3Rはオレが圧倒したか判ってくれるとは思うんだけどね……。何よりも、あの蹴りは絶対に急所には入ってなかった。

1発目も2発目も。ホールマンがアカデミー賞並みの演技力を発揮したんだよ。AXS TVの解説者もそう言っていたし、蹴ったオレ自身が一番良く判っている。9月3日に試合のDVDとともに、『これが減点をするほどの反則攻撃だったのか? その根拠を教えて欲しい』と文書を添えて、コミッションに提訴したよ。でもコミッションからきた回答は、何も具体的な説明はなく『こちらですべて検討した結果、判定はこのまま変わりません』という一文だけだった。ほんと、ムカつく話さ。カンザス州のコミッションにはもううんざりだよ。

この試合が金曜日だったのかな、それで月曜日はホリデーだったんだけど、考えれば考えるほど悔しくなってね。だから火曜日から、もうチョーナンとのファイトに向けてフルにトレーニングを始めたんだ。あの試合の黒星を取り返すには、チョーナンをフィニッシュするしかない。もうジャッジに勝負の結果を委ねたくない。ホールマン戦での憤りが、今週の試合に向けての、オレの大きなモチベーションの一つになっているのは間違いないよ」