腐海の中の異形少女 ミキオサカベ2014年春夏コレクション発表

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 デザイナー坂部三樹郎とSHUEH JEN-FANG(シュエ ジェンファン)が手がける「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」が10月13日、東京・渋谷のパルコミュージアムで2014年春夏コレクションを発表した。展覧会「絶命展〜ファッションの秘境」の一環で「異形編」と題したショーを開催し、日本独自のカルチャーや少女性が反映されたウィメンズコレクションを発表した。

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 展覧会の会場内で開かれたショーは、映画「風の谷のナウシカ」の挿入歌として知られる「ナウシカ・レクイエム」が流れる中でスタートした。「腐海」をイメージしたという異空間に立つのは、汚染された社会から独特の進化を遂げている少女達。デフォルメされたディテールやフォルムをはじめ、キャラクターのモチーフや人形のようなヘアスタイルには、西洋のモードとは異なる歴史で形成されてきた日本独自の「異形」とも言えるファッションの断片が落とし込まれている。坂部三樹郎は、「かわいい」という言葉の奥にある「かわいそう、怖い、気持ち悪い」といった様々な感覚と、原宿発のロリータなど独特なカルチャーを融合したという。

 「絶命展〜ファッションの秘境」は、デザイナー坂部三樹郎と山縣良和がプロデュースしている展覧会で、新進クリエイターからファッションデザイナー、そして美術家の荒川修作まで30人超がインスタレーション作品を発表。12日には、山縣良和が手がける「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」がオリジナルで制作した物語「writtenafterwards ? 天空の織姫」のプロローグが発表された。生身の人間や作家自身も作品の一部として展示され、また会期中に作品が入れ替わる流動的な展示で「生きているファッション」が表現されている。会期は14日まで。


■MIKIO SAKABE 2014年春夏コレクション全ルック
 http://www.fashionsnap.com/collection/mikio-sakabe/2014ss/

【インタビュー】デザイナー山縣良和と坂部三樹郎に聞く「ファッションの可能性」
 http://www.fashionsnap.com/inside/yamagata-sakabe-zetsumei/