リトゥンアフターワーズがファッションを紐解く物語「天空の織姫」プロローグ発表

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 「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」が10月12日、東京・渋谷のパルコミュージアムで開催中の展覧会「絶命展〜ファッションの秘境」の会場で、インスタレーションを開催した。発表されたのは、デザイナー山縣良和によるオリジナルの物語 「writtenafterwards ? 天空の織姫」のプロローグ。演出と脚本は、映画監督の安藤桃子が手がけている。

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 ファッションのインナーストーリーを掘り下げている山縣良和は、2012年10月に物語の最終章として「服の神」を表現したコレクション「THE SEVEN GODS」を発表。今回は新たな物語として、「writtenafterwards ? 天空の織姫」が制作された。起点となったのは、 織機の杼(ひ)。スペースシャトルの語源でもあることから杼を模して製作された木製の宇宙船は、この物語の鍵になるという。「宇宙編」と題されたプロローグに登場したのは、布が手に入らなくなった不毛の地に小さな子供たちと住む織姫。新しい布を手に入れるために宇宙船を作り、宇宙に旅立つまでが描かれた。ボロボロの衣装は、ニードルパンチの技法を駆使して製作したという。「忘れられている伝統や技術を思い出させるようなファンタジーを見せたい」と話す山縣良和は、この物語を今後およそ1年間にわたって発表していく。

 「絶命展〜ファッションの秘境」は、デザイナー坂部三樹郎と山縣良和がプロデュースしている展覧会で、新進クリエイターからファッションデザイナー、そして美術家の荒川修作まで30人超がインスタレーション作品を発表。生身の人間や作家自身も作品の一部として展示され、また会期中に作品が入れ替わる流動的な展示で「生きているファッション」が表現されている。


【インタビュー】デザイナー山縣良和と坂部三樹郎に聞く「ファッションの可能性」
 http://www.fashionsnap.com/inside/yamagata-sakabe-zetsumei/