「妊活」という言葉を聞いて、「赤ちゃんを産む」ことがゴールだと思う方も多いのでは?

確かにそれは「妊活」において、欠かせない通過点。しかし、それよりさらに大切なことは、赤ちゃんが健やかに育っていくこと、つまりQOL(クオリティオブライフ)であると栄養コンサルタントの細川モモさんは自著『BABY BOOK』の中で説いています。赤ちゃんの大切な命を育む土壌となる女性の体もかけがえのないものであり、長期的な視野でその健康を守っていく必要があるのです。

10月10日、下北沢のB&Bで開催された「『今日からはじめる妊活』
supported by MIKI HOUSE」では、日本産婦人科学会理事長で不妊治療のスペシャリストである吉村泰典先生を迎え、モモさんの提案する「妊活」を、日常生活のなかで具体的に始めるにはどのようにしていけばいいのかという知恵が会場で共有されました。

冒頭で、子ども服・ベビー用品のミキハウスが会員の出産経験者約1400人(平均年齢35.7歳)にアンケートをとった結果、69.4%の人が妊活を行ったことがあることが報告されました。この数字を受けて吉村先生は、日本において「妊活」への意識は高まっているが、それを開始する年齢が高齢化していることを指摘。細川モモさんも、生活習慣病のリスクが高い低出生体重児の原因である母体のBMI指数の低さや健康な赤ちゃんを産むために必要な栄養素の摂取の改善について、妊娠してから取り組んだのでは十分ではないことを解説しました。

後半では、「妊活」の具体的な一歩として、食生活の改善についてトーク。モモさんは、「日本はそもそも土壌にミネラルが不足していて、実は作物の栄養価が低い。また、次の消費税増税で食費を節約する家庭が増えて、ますます家庭での栄養管理状況が悪くなるのではないか。そんなときこそ、日本人の体に合う『和食』、特に栄養価の高い納豆等の発酵食品を食べることをおすすめします」と、日本の環境や政治ついても言及しながら具体的な提案を投げかけました。

日本人の食生活やライフスタイルを見直すきっかけにもなる「妊活」。少子化対策だけではなく、これからの日本の将来を考えるために「妊活」は欠かせないものなのかもしれません。

【関連リンク】
出産準備サイト(ミキハウス)
http://baby.mikihouse.co.jp



『正しい保健体育II結婚編 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)』
 著者:みうらじゅん
 出版社:イースト・プレス
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