ファーストリテイリング売上高が初の1兆円超え 海外ユニクロ好調

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 ファーストリテイリングが10月10日、2013年8月期の連結決算を公表し、売上高が創業以来初めて1兆円の大台を超えたとを発表した。海外ユニクロ事業の拡大が業績を牽引し、売上高は前期比23.1%増の1兆1,430億円、営業利益は同5.1%増の1,329億円を達成。2014年8月期も引き続き前期比率2桁増を目指し、粗利益率の低下により当期減益となった国内ユニクロ事業で客単価を上げるなど強化を図るという。

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 2013年8月期のファーストリテイリングは、香港にグローバル旗艦店をオープンさせるなどアジア地区で大量出店を継続したほか、インドネシアに進出するなど事業を拡大。特に好調だった海外ユニクロ事業の売上高は前期比64.0%増の2,511億円で、ユニクロ事業全体の3割近くを占める。営業利益は同66.8%増の183億円。2014年8月期は、中華圏で3割以上の増収と営業利益率の改善を目指し、東南アジア地区での大量出店による大幅な増収増益を見込んで、売上高は3500億円、営業損益は280億円を予想している。

 一方の国内ユニクロ事業は、売上高が前期比10.2%増の6,833億円、営業利益は同5.4%減の968億円と増収減益。2014年8月期は、品質の良さを伝えるマーケティングを重視するほか、春に池袋と上野にグローバル繁盛店を出店してユニクロブランドのイメージ向上を図るなどして増益につなげる。

 同日行われた決算説明会に出席した代表取締役会長兼社長の柳井正氏は、「グループの成長エンジン」という海外ユニクロ事業について「ユニクロのやっていることが世界で理解されはじめていると感じている。特にアジア・環太平洋地域はゴールドラッシュだと思っていて、急拡大していきたい」と話し、今秋立て続けに出店するアメリカは「次の成長の糧になる場所」という趣旨のコメントをした。全体では「売上高1兆円は通過点」とし、海外も含めてマーケットを拡大していくことから「5兆円も達成可能」と語った。